身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

野菊たち

2019年12月08日 18時36分40秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
今、季節は冬。
月できっちり四季を分けるとすると、秋は9月から11月。12月からは冬です。
秋に成るどんぐりたちもほとんど落ちていて、今は落葉が始まっています。

今回は少し前まで花を咲かせていた、野菊をご紹介したいと思います。
秋は野菊が花を咲かせる季節なのです。
春にもタンポポやジシバリといったキク科の植物たちが花を咲かせますが、これらは草姿が菊とは違うため、キク科植物でも野菊とは呼びません。
野菊は日本在来の野生の菊で、ヨメナ、シロヨメナ、ノコンギク、シラヤマギクなど、いくつかの種類が篠原園地や三ツ池公園などで見られます。


ヨメナ
 里山の用水路わきの斜面など、やや湿った日当たりの良い場所に生育する野菊の一種。
 ノコンギクに似ますが、茎があまり分岐せず、葉がつややか。種子には綿毛がありません。
 春の若葉は食べられ,ご飯と一緒に炊き込んでヨメナご飯などとしていただきます。


ノコンギク
 山野の草地や道端など、乾いた場所によく見られる野菊の一種。
 花、葉ともにヨメナに似ますが、茎はよく分岐して、その先に花を付けます。 また、葉はザラザラしていて種子には綿毛があります。
 花色の濃いものもあり、観賞用として育てられることも多いです。


シラヤマギク
 山地の乾いた草地や山道沿いに生育する野菊の一種。
 他の野菊と比べ、花弁(舌状花)の数が少なく、花弁が欠け落ちているかのように見えるのが花の特徴。 
 また茎の下部の方は、他の野菊と比べて大きな葉を付け、その柄も長い。草丈は1~1.5mと高くなります。

シロヨメナは写真が撮れていませんので、来年の課題となります。









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