ようやく秋らしい いい季節になりました。
芸術の秋 食欲の秋 です。
先日の朝日新聞朝刊のいしいひさいちさんの漫画
とても面白かったのでちょっとお借りしました。
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「アート」の一面を可笑しく 正しくとらえていて 思わず笑ってしまいました。
アートの概念をどんどん押し広げて 何でもアートになり得る渾沌とした状況を創り出したのは
作り手であったり 鑑賞者であったり 取りも直さずそれは 現代人の「たくましさ」なのだと思います。
アートが身近になったばかりではなく 誰でも「アーティスト」と呼ばれるようにもなりましたね。
床屋さんはもちろん ラーメン屋の親爺も チンドン屋さんも(古いか...)漫才師も
確かに 腕に技持つ人は皆 アーティストなんですね。
便利な言葉です。
私も版画なんかをやっているので 一応アーティストと云われる事が多いです。
例えば
私)「睡眠は10時間以上取りますね。昼寝もします。人生の半分は寝ているようなもんですね」
相手)「アーティストだからよ」
私)「酒も煙草も高校時代から大好きでしたね。酒の味は小学校4年の時覚えました」
相手)「へぇー やっぱりアーティストね」
私)「うんこは毎日1~2回しますね。1日も出ないとひどく苦しいです」
相手)「さすが アーティストは違うわ」
要するに
こういう方は 自分と大きく異なる様な人を アーティストと呼んで安心するのかもしれませんね。
(いや 単に私がからかわれているだけかも知れませんが....)
と言った所で 昨日は高校同期の安井耕一君のピアノコンサートに行ってきました。
まさしく一級のアーティストによる上質の音をたっぷり堪能させてもらいました。
そのコンサート会場に行く途中 国立競技場のすぐ近くで 白い曼珠沙華を発見しました。
こちら
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話しには聞いていましたが 見るのは初めてです。
「赤い花なら 曼珠沙華」(長崎物語より)と歌われるくらいですので(この歌も古すぎますが)
私はやはり曼珠沙華は赤がいいように思いました。