今月の連休初めに NORIKO先生からの「札幌の春の兆し」の画像を掲載しましたが
今回は久し振りに先生のコラムと共に その後の「春模様」の写真を送っていただきました。
先生が実際に感じた診療中の出来事のお話です。
では どぞ
こぶし photo by NORIKO
「麻酔をしたので、唇がしばらくしびれていますから、咬まないように気をつけて下さい。」と説明したところ、
保護者の方の返答「歯の治療するのに、唇に麻酔をするのですか?」
「???」
(これは 私も何度か経験しましたね。「親知らず」を抜いた時なんか かなり麻酔をうったようで
顔の下半分 痺れっぱなしでした その日はビールがうまく飲めなくて困ったものです...... kei )
エゾノリュウキンカ
今はほとんどの保険証がカードで、一人づつの保険証になっており、
保健機関を受診する場合は「受診者の保険証」確認が必要なのですが、
子供が受診するのに、「私(母親)の保険証でいいですか?」と聞いてきたお母さん。
「だめです!」
(保険料は親が払っているので つい そう思っちゃうんでしょうな 気持ちは判ります)
ベニカエデ
歯の汚れを取るために歯のクリーニングをお勧めしたところ、
「クリーニングをすると歯の間に物が挟まり易くなるので・・」とあまり気が進まない様子。
でも、「クリーニングする前に、歯の間に挟まっていたのは何でしょうか?
歯石や汚れの塊ではないでしょうか?それをそのまま付けておいて良いのでしょうか?
(私も歯医者さんで歯石を取ってもらったのは 人生でほんの数回でした
結果 ひどい歯周病で歯をかなり無くしました......)
エンレイソウ(延齢草)
「歯にフッ素コートをして下さい」と保護者の方の希望。
「車などと違って、歯にフッ素はコーティングしません。フッ素を歯に取りこんで歯質を強化するのです」
フッ素という名前は同じでも、作用も成分も全く違うものです。
(全然関係ないのですが 江戸期の既婚女性は「お歯黒」を施していたそうですが
あれは歯にはどうだったんでしょうね。 いや 余計な話しでした.....)
先生から早速メールをいただきました。
<「お歯黒」はむし歯予防にある程度の効果があったとされています>とのこと
先生ありがとうございます。
と云う訳で 正直な話 昔も今も 私にとっては歯医者さんは敷居の高いところと言うか 苦手ではありますな.....
次回につづきます