先日 版画協会展用の作品を搬入して
急ぎの篠笛の絵付けも完成し 漸く落ち着きました。
でも明日は上野の都立美術館で総合審査の立ち会いです。
というところで 今回は 楽しいお酒のつまみ話です。
その素材は「白子」です。
白子と云えば 最高級はフグの白子
納棺師の映画「おくりびと」の中で 山崎努がフグの白子を炙っているシーンがありましたが
いやいや 美味しそうでした。
私も若い頃 フグ白子の鍋を御馳走してもらった事がありますが
ふっくらして 淡白で 上品なコクがあって それはそれは 旨かったですね。
あと 白子と云えば 鱈の白子 「きく」とも「たち」とも云いますな。
新鮮であれば 軽く湯通しして酢の物・刺身に また鍋でも みそ汁でも 結構ですね。
子供の頃は「たちのみそ汁」なんか大嫌いでしたが 今はもう目がありません。
最近この「たち」もすっかり高価になってしまいましたが....
さて 今回の白子は上記二つの白子ではなく なんと「鮭の白子」です。
云うまでもなく 鮭の卵「いくら」は多くの人が好きな高級品ですが
白子の方ははあまり知られていないようで 値段も筋子の 十分の一ほど
でも 一般的な魚屋で見かけるのは珍しいかもしれません。
我が家の近くのスーパーでは この季節結構沢山売られています。
では 早速 ご覧いただきましょうか。
こちら 生状態(ちょっと グロいですが)
クリックすると 大きくなります。
これで400円前後
これを塩ゆでして ニンニク味噌と酒・味醂に漬け込んでみました。
同じく大きくなります。
仕上がりはこちら
意外とプリプリした歯応えで じっくり味わえる奥の深い味です。
まず 酒の肴としては 最高のランクですな。
これに勢いづいて 柚子胡椒醤油にも漬け込んだ一品も作ってみました。
ぴりりとした辛みが加わって これまた 絶品!
下手な小料理屋なら裸足で逃げ出してしまう程 美味しく仕上がりました。
ついつい日本酒がはかどって 相方を嘆かせていますが.....
そう云う相方も お・い・し・い を連発 ビールがすすんでいます....
しかし まだまだ これで終わる我が家ではありません。
白子の調理法が判らない場合 普通に思いつくのは まず天婦羅ではないでしょうか。
やってみました!
こちらは生から揚げたのですが 想いに違わず 旨かったですねぇ。
余った白子天婦羅は翌日 白子天丼にしていただきました。
もちろんこれからの季節 白子鍋にしても 美味しいですぞ。
という訳で
一般的にはなかなかお目にかからない素材かもしれませんが
どこかで見かけましたら是非お試しを 虜になる事 間違いありません。
そんで 次回は ちょっと傑作な「虫」の話題です。