2014 城山公園
いゃ~ 風邪がずっと抜けなくて うじうじして居る内に 更新が滞ってしまいました。
しかし何ですな 毎年言っているのかもしれませんが 妙に寒いですね。
最近のこの厳しい寒さも「温暖化」のせいとか....
温暖化で寒くなる?.....
何事か言わんや ですな。
嘆いても仕方ありませんので
突然ですが
N響のオーボエ奏者茂木大輔氏が以前ラジオで
「指揮者と楽員の関係は 指揮者がデートに誘う男子 奏者はその誘いに応じる女子」
というお話をしていました。
「楽員が想像もしていなかった「所」へ連れて行ってくれる指揮者は魅力的で
結果 楽員も夢中になって指揮に付いていって 良い演奏が完成する。
そうでなくて
楽員が あぁ~ またこれ.... とか 他のとおんなじじゃん.... と
思ってしまう指揮者にあたると 楽員はちっとも楽しめなくて 弾まない演奏になってしまう
素敵な所へ連れて行ってくれる指揮者の多くは名指揮者です」
なかなか「例えの巧い」お話です。
これは音楽だけでなく 文学・絵画にも言えることですね。
例えば小説にしても
あまり期待しないで読み始めても 思いがけない展開ですっかり虜になることがあります。
私の場合は 高村薫氏や 桐野夏生氏 村上春樹氏などですが
各氏の作品は間違いなく とんでもない世界へ連れて行ってくれました。
村上氏の場合は毎作 どこへ連れて行かれるか判らない「ロールプレイングゲーム」みたいで
「1973年のピンボール 」「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「ノルウェイの森 」
「ねじまき鳥クロニクル」「海辺のカフカ」「アフターダーク 」
など 物語の展開の斬新さと驚きに 熱心に読みましたが
今はもうまったく興味は無くなりました....
上の楽団員ではありませんが 「あぁ~ またこれか.... いつもとおんなじじゃん」です。
わくわくする面白みも 刺激も 新鮮さも 未知の世界も
結局いつも似ていて 私の中では すっかり色あせてしまいました。
読み継ぐうちに
「世界」に対する「かかわり」が 薄いと感じ始めたのが 理由かもしれません。
また そこがいい!と言われる読者も多いのかもしれませんが.....
くどくなりました。
元気があれば次回へ つづけます。
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