風の声

想いつくまま

「鉄人」衣笠祥雄さん逝く

2018年04月24日 | 日記
「鉄人」衣笠祥雄さん逝く。

カープの永久欠番「3」鉄人・衣笠祥雄。

40歳で連続試合出場の世界記録を更新し、手を掲げた雄姿が浮ぶ。
豪快なフルスイング、ホームランも、三振もファンにはたまらなかった。

死球での骨折し連続出場が途切れかけた翌日も、フルスイングの3級三振。
見ているファンの胸を熱くさせたシーンは、球史の語り種となっている。

盟友の山本浩二とのYK砲で、アベックホームラン86本も鮮烈だった。

王さんに次いでプロ野球選手として2人目の国民栄誉賞も受賞されている。

現役を退いた後の解説でも、選手をけなさない解説に人柄が表れていた。
投手との駆け引きを読み、打者心理を探る絶妙な解説は楽しみだった。

カープファンとしては、監督になってもらいたかったが叶わなかった。

鉄人も病魔には勝てなかったのか、71歳の早すぎる逝去が残念でならない。

2,215試合連続出場、504本塁打、2,543安打、偉業は語り継がれる。

「鉄人衣笠祥雄」のご冥福をお祈りする。



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見苦しい本末転倒のセクハラ騒動

2018年04月24日 | 日記
本末転倒の議論が横行する恥ずかしさ。

朝日テレビ記者のセクハラ告発への見苦しい反撃が出ている。
下村元文科大臣などは、記者の告発を「ある意味で犯罪だと思う」とまで発言。

文科大臣だった人物の発言かと呆れてしまう、本末転倒も甚だしい。
「同病相哀れむのですか」と言いたくなる。
この発言を批判されると、慌てて発言を撤回し謝罪したという。

取材に出向いた女性記者の側を批難する本末転倒のものが目に余る。
女性記者が了解を得ずに録音したことはおかしいといった批難も。
「飲み屋で下ネタ言うのもセクハラなのか」とすり替えた議論で居直るものまで。

こんな見苦しい批難や稚拙な言い訳をしいるのは、男によるものばかり。
先進国の中でも、男女格差が酷く、セクハラ認識がズレてる日本社会の現状だ。

朝日テレビが明らかにしたように、セクハラの訴えを上司は取り上げなかった。
それなのに、会見では他機関へ告発したことを「遺憾だ」とした朝日テレビ。
そこを批難する前に、女性記者の訴えを取り上げなかったことを反省すべきだろう。

「名乗り出るのがそんなに苦痛なのか」この財務官僚の発言が日本のレベルを物語る。
男社会の中で、女性の側が声をあげる苦痛をまったく理解していない。

アメリカやヨーロッパなどの「#MeToo」運動とは、大きくかけ離れている現状だ。

私も含め、男の側に、相手の立場に立つ、という知性が欠落している。
ごたごたと見苦しい言い訳や開き直りをしてないで、素直に謝罪し反省しろ。

男の側に、知性もないし、恥性もないのが、本末転倒を引き起こしている。


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