「核なき半島を共通の目標」にしたパンムンジョム宣言がなされた。
一日の長い南北首脳会談を終えてなされた宣言だ。
「平和な時代の到来だ」とコメントしたムン・ジェイン大統領。
「互いに一切の敵対行為をしないこと」も約束したという。
民族の念願である和解のために歩みを始めるとしている。
「歴史的使命感を持って会談を行った」とするキム・ジヨンウコメント。
「別れて暮らせない一つの同胞だ」と和解と統一の大切さを語った。
「この地で新たな時代を切り拓く」と決意も述べた。
非核化へは「国際社会の協力を得る」とし、米朝会談へ含みを持たせた。
互これからの方向を共有する雰囲気を打ち出した南北会談だ。
ただ、休戦から、終戦へ動き出したことは具体的前進といえる。
「非核化・核放棄」のシナリオが無い限りアメリカは会談に応じない。
今日の会談の感触を得て、米朝の水面下の接触が、これから進むことになる。
会談を受けて、韓国内の世論がどう動くかも影響するだろう。
先ずは、衝突を避けて動き出したことだけは確かだ。