「3・11東日本大震災」から11年目の今日。
復興にいまも放射能被害が暗雲を垂れこませる。理不尽にすべての暮らしを奪ったフクシマ原発事故。なおも4万人近い人々が避難生活を送る。
政府の進めるフクシマ原発汚染水の海洋放出が、新たな復興への重苦しさとなっている。理不尽極まりない被害と苦痛は止むことを知らない。
核と人類が共存できないことはヒロシマとナガサキの被爆国としてわかっていたこと。核の平和利用や無事故神話にダマされていたこともフクシマ原発事故で明白になった。それなのにこの11年間、原発と化石燃料に依存し続ける日本政府。フクシマ原発事故を国民が忘れてくれることを指折り待つかのような政治にあきれる。
11年前、新たなエネルギー政策へ大転換していたら、SDGsへ世界が進む今、日本は持続可能な新エネルギー政策の先進国として世界をリードしていた。それをしなかった政治の無責任さと無能さを嘆く。
原発依存をやめないとほんとうの復興にはならない。
東日本大震災の犠牲者の冥福を祈る。