濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」が第94回アカデミー賞の「国際長編映画賞」に輝いた。そのニュースが朝から駆けめぐる。
原作は村上春樹さんの短篇小説集の『女のいない男たち』に収録されている「ドライブ・マイ・カー」。映画の撮影は広島で行われている。
カンヌ国際映画祭で「脚本賞」を受賞したタイミングは外したが、オスカーに刺激され、遅ればせながら映画館へ観にいってきた。
すでにロングランの上映なのにオスカー効果か観客は入っていた。あっここは広島の・・・・・だ、スクリーンに映し出される風景を観ながら、濱田監督がなぜこの場所をロケ地に選んだのだろうと、製作者の意図が気になってしまった。
映画「ノルウェイの森」のときもそう感じたのだが、村上春樹作品を原作にした映画化は大変だろうなと想いながら観た。「ノルウェイの森」は世界的なベストセラーなだけに映像にすることが大変だったのかもしれない。
長編映画なのにそれを感じさせずに見入った3時間5分だった。