Bridgestone RADAC RD-570/1987。
ウチでは2台目になるRD-570のレストアが終わりました。車体を入手したのは今年に入ってからなので、珍しく駆け足で仕上げた感じです。手を入れたいところは沢山ありますが、後の予定もあるのでメンテが中心。レストアといっても綺麗にする作業はあんまりしていませんが、でもまぁソコソコ綺麗に、バランス良く仕上がったと思う。
先週金~土曜日と連休でとても天気が良く、撮影会がてらいつもの場所へ。
鷺舞橋。デジャブ?の様な、前に何度も見た光景。でもタイヤが太いからか、前とは印象が少し違う。
ハンドルとステムはSAKAE CT(CUSTAM/カスタム)。ハンドル幅は410mm、ステム長さは100mm。TOP-560mm/ステム100mmは、以前は長いって感じたけど今は丁度良いか少し短いくらい。
RDはSUNTOUR α-5000。cyclone7000の下位グレードですが、アルマイト仕上げのcycloneよりもシルバー仕上げのα-5000が好き。いわゆるミドルゲージなのでギア歯の選択肢も多く、旧車には使い易い。ボスフリーはSUNTOUR-αの14-28tが付いていましたが、そっちはメンテ前なので手持ちのMF-7400(14-25t)を仮付け。
FDはバンド式のα-5000。クランクはSAKAE SXで、オリジナルのインナー42tは同じPCD130のSUPERBE PRO 39tに交換。
変速はWレバー。アキューシフト、I.F.C(インデックス.フリクション.コントロール)はレギュラー6速INDEXとフリクションの切り替え式ですが、接着剤と小さなリベット2本留めの台座を気にしてフリクションでの運用が主。カチカチ決まるINDEXの変速感も良いですが、華奢な台座に打撃を与えているようで毎回気になります。
※この時代のサンツアー6速(レギュラー)はシマノ6速とギア歯の間隔が殆ど一緒なので、INDEXで使うボスフリーはどちらの製品でも使えます。上位のRADACはDURA-ACE組みで7400系のレバーだったりしますが、EX台座に被せ物をして取り付けるタイプ。ややこしいロック方法(INDEXとフリクション切り替え時のレバーロック方法)と相まって、しっかり使わないと華奢なアルミ台座を簡単に痛めてしまいます。
ブレーキはナット式のDC-500N。一応、開放機能付きで見た目も悪くありません。シューも当時の純正品で効きはソコソコですが、このRADACには必要十分って印象。タイヤは元々BSの28Cだったけど不注意で傷めてしまい、手持ちであったパナのパセラ28Cに交換。
サドルはSELLE ITALIA muudialita。純正サドルかどうか分かりませんが、この時代のRADACに付いてるのをたまに見かけますから何かしらの設定があったのかもしれません。
ボスフリーとインナーのチェーンリング以外は当時そのままのオリジナル。古き良き時代を十二分に感じられるお散歩自転車といったところでしょうか。さすがに知名度が高い自転車で、自転車とは無縁そうなおじさんが「RADACですか~」って発売当時の話をしてくれたり。人見知りの私は基本的に話しかけられたくないタイプですが、そーいうのは嬉しい。一応、RADAC プロジェクト 3rdはこれで一息。
前にレストアしたRD-570の記事はコチラ。