やはりこの手の小さな花のしべは、画像拡大してみるしかない。
もどかしいのだけれど、上唇弁と二本の目立つおしべに挟まれてめしべ、そう解説されている。
だから、この辺りにあるのだろう…程度でしかない。
▲ 先端で二裂している上唇、上下2室のおしべの花糸は上唇の両側に張り付いている。▼
▲ 花だけを見ていたのだけれど、細かな毛が密集している萼や苞も気になった。▼
▲ これは、果実?が脱落して萼裂片が見えているのだろうか。
とすれば、緑の濃い部分が苞、薄い部分が萼片だろう。▲
キツネノマゴ(狐の孫) キツネノマゴ科キツネノマゴ属 Justicia procumbens
(2021.09.20 明石川)
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▲ キツネノマゴのおしべ・めしべ ▲
以前、説明図を作った折には、おしべの葯に付帯している距をめしべの柱頭と誤認していた。
慌てて訂正図を作ったからそれ以来、上唇部のおしべの葯に隠されているめしべが気になっていた。
たまたま、園芸種だろうと思しき大きな花が咲いていたからその花期の後半に撮った画像からこんな状態でめしべがあるのだろうと言える説明図が作れた。
花を一つ解剖すれば済むことなのだけれど、咲いている状態でも花期の終盤には見える…気がする。
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キツネノマゴ シロバナキツネノマゴ 公園の植栽 白花 Justicia procumbens var. leucantha
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