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ナンテンの花が咲き始めている。
花弁や目立つおしべは早く落ちて、既に果実の原形が膨らみ始めている。
丸では無く細長い楕円。
▲ 白い花弁、黄色のおしべが目立つ。花粉を出し終えたおしべは茶変して汚く見える。▼
▲ 花弁は早く落ちる。萼片はそれよりも早く落ちる。茶変したおしべも早々に落ちる。▼
(2021.06.09 須磨離宮公園)
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▲ 黄色いおしべが花粉を出し終えて茶変する頃には白い花弁は落ちる。萼片はそれより早く落ちてしまう。▼
▲ 開花直後の花弁・おしべ・めしべにホソヒラタアブが早速飛んできた。
開花後早い時期に萼片・花弁・おしべが落ちて、赤く色付いた柱頭の下に子房部分だけが残る。▼
▲ 受粉しためしべの柱頭は赤い。花数の多さに比べ、果実は少ない。赤くなる前の段階でも落ちてしまっているものが多い。▼
▲ 蕾の頃には何とか見える萼片(先端部分が薄茶色)も、花弁が平開する頃には落ちてしまっている。▼
▲ 柱頭を残して膨らみ始めている未熟な果実。果軸には萼片・花弁の落ちた痕が残っている。
この段階で既に落ちてしまった果実も多い。▼
ナンテン(南天) メギ科ナンテン属 Nandina domestica
(2021.06.11 大道町)
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▲ ナンテンが書かれた6円切手 ▲
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ナンテン(南天) ナンテンの花 ナンテンの果実 ナンテンの葉
柱頭を残した未熟な果実・・・その果軸に萼片と花弁の落ちた痕が残るのですね。
これだけの痕ではたくさんの花弁を想像してしまって(○'。'○)ん?となってしまいました。
萼片と花弁なのですね。
萼片は花弁が平開する頃には落ちてしまうのですね。
わかりました。ありがとうございます。
良く見かけるナンテンです。たくさんのことがわかってとても嬉しいです。
ただ、苞と萼の違いは全部の植物で一律では無いし単純に見分けもつかないです。
いずれにしてもナンテンの開花を目の前にしてジックリと見る必要はありますね。