北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

"Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その5

2018-08-26 23:48:02 | 日記


住宅の内部なんですけど、もう一度プランと室名を、、、


    

   
          1 門扉  2 玄関  3 ボイラー 4 台所 5 ユーティリィティー   6 裏口

          7 リビング・ダイニング 8 お母さんの寝室  9 浴槽・洗面   10 クローゼット

          11 お父さんの寝室 (後に客室?) 12 屋根付き屋外テラス 






7 リビング  のドアを開けて 2 玄関  越しに 4 台所 を見る。









その 4 台所  奥は 5 ユーティリィティー (小さなトップライトあり)





(ユーティリィティーの水周りとトップライトの壁の裏側は、地下室への階段か、、、?)







8 お母さんの寝室 から 7 リビング・ダイニング を見る。ダイニングテーブルで、

こちら向きに座っているのは、晩年のお母さん? ドアがないので、天井までのカーテン

か、かってます。天井すこし高めかも知れません、、、。(もしかしたら、2メートル

70センチくらい、、、?)








8 お母さんの寝室 から 9 浴槽・洗面 の方向を見る。出っ張った壁の裏はトイレ。





その横の、浴槽の手前の壁には、お母さん本人の写真が飾ってあるみたいです、、、。





この写真でしょうか、、、?








この写真は、7 リビング・ダイニング から 8 お母さんの寝室 の方を見たところなん

ですけど、広角レンズのカメラで『あおり』でもつけて写したのか、いくらなんでも、

巾4メートルの部屋を、広く撮り過ぎじゃないでしょうか、、、、?









実際は、こんな感じのはずなんですけど、、、。





(玄関からのドアの開き勝手が、通常の逆モーションのような気がしますけど、玄関ドア

からの寒い北風を嫌ったの、それとも、玄関に居るお客さんから リビング・ダイニング

が、いきなり丸見えになるのを嫌ったのか、、、?)




11 お父さんの寝室 (後に客室?)  東向きのハイサイドライト




部屋の真ん中の不思議なものは、何かの楽器なのか、、、?  マルセル・デュシャン

Marcel Duchamp の世界か何かなのか、、、?






10 クローゼット から 8 お母さんの寝室・7 リビング・ダイニング を見る。





小さなトップライトあります、、、。(西の外部階段側に、窓はあるけど、、、。)








  "Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その6 につづく







追記  この写真の、左の人がお父さんなら、、、(なんとなく『コルビジェ鼻』、、、)


    



    最初のお母さんの左の、この写真の人は、、、、



    


    お母さんの兄弟か親戚の人のような気がしてきました、、、、。

    鼻とか口元が、なんとなく似ているような気がするのです、、、。






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"Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その4

2018-08-26 23:47:21 | 日記


『西側のスクリーンのような構築物』の、透かしブロックではない平らな部分の内側に

は、サーモンピンクみたいな色の塗装がしてあります。(建物一番奥に見える壁です。)








 ・ 例の有名な 猫の物見台?






  

レマン(Léman)湖側の外壁はアルミらしい、、、。床下?の開口が

何のためなのか、今もってサッパリ判らない、、、。だいいち、

10メートルを越える連続水平窓の、片方の重要な耐力壁の低部が

こんなんで大丈夫なんだろうか、、、? (地震が無いからOK?) 





道路側の通路から、後から増築された『2段ベッドの部屋』の方を見たところ

です。(こちらの外壁はアルミではなく、亜鉛メッキ鋼板か何からしい、、、。)





階段などが、緑色に塗装されてあります。(自転車とか置けて便利かも知れませんが、

上の増築された『2段ベッドの部屋』は、真冬は寒くないんでしょうか、、、。窓は

レマン(Léman)湖側にしかなく、通風が悪そうで夏は暑くないんでしょうか、、、?)






増築された『2段ベッドの部屋』は、RC鉄筋コンクリートの塀の上に、浮かせるように

差し渡されたたH鋼の梁(亜鉛ドブ漬け? 200x200x8x12くらい?)の上に載っています。

木造なんでしょうか? それとも、軽量鉄骨か何かなんでしょうか、、、? RCは重すぎて

無理なのでは、、、? 隣の、塀か物置が、くっ付いてしまっているようです、、、。








増築された『2段ベッドの部屋』の屋根の先端は、板金による『内樋』になっているよう

で、太い竪樋で屋上庭園の上に排水するようになっているようです、、、。(私なら真冬

に-5~-10℃になる北海道で何度も失敗をしているので、横樋と竪樋の両方とも、その先

の屋上庭園のルーフドレインも配水竪管も、地元の『朝日ルーフヒーター』などの電熱

ヒーター線を、外気温センサーや降雪センサーと一緒に取り付けるかも知れません、、。

案外、スイスはそこまでしなくても大丈夫なんでしょうか、、、? 羨ましい、、、。)








入り口の門扉を入ると、敷地は道路より2段低くなっていると思います。









例の不思議な、一番上が『への字』のような臥梁(がりょう)? が付いているRCの塀は、

見学者か旅行者の女性が、腕を乗せられるほど低いのです、、、。(この写真の右下)

道路面からの高さは、1m20cmくらいか、せいぜい、あっても1m35cmくらいでしょうか?

(上に乗ってしまって、腰掛けている人もいるくらいなんです。それは止めましょ!)









赤い車は、たぶんアルファスッドなので、1970年代の写真でしょうか、、、? 歩いている

人と較べると、塀の低さが判ります。隣の塀も低くて、スイスには、レマン(Léman)湖の

眺望を邪魔するような無粋な人はいない、、、?








赤いアルファスッドに隠れて見えませんが、敷地の北東の角には、歩道を散歩している

犬と、人間および動物が『対話』か『交流』をするため(?)と言われている、不思議な

開口部と、腰掛け及び踏み台があって、この部分は道路よりも80cm近くも低いのです。





ですが、最近、この建物がコルビジェ財団の所有になって整備された時に、何故か

塞がれてしまったようなんです、、、? ? ?





"Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その5 につづきます






追記  『猫の物見台』とか『犬の窓』とか、フランス人の『アンファンティリスム』

     (infantilism、幼児性 医学用語では、小児型体格または発育不全) と、

    何か関係があるのかも知れません、、、。






追記の追記   すいません、、、。地下室あるような気がしてきました、

        ユーティリィティーの奥、左に地下室に降りる階段、、、。

        
        



            




        やっぱり、将来『舟屋』か『船溜り』を作る含みを残したかったの

        でしょううか、、、? レマン(Léman)湖側の外壁の、床下?の開口は

        地下室の採光と通気のためのようです、、、。




        それにしても、わざわざ巾4メートルの住宅を作っておいて、収納も

        少ないのに、何メートルも離れていない湖の水面より低い、物置にし

        かならないような、地下室を作るとは、、、? ? ?












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"Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その3

2018-08-26 23:45:56 | 日記


最初の平面図  (おそらくル・コルビジェLe Corbusier大先生の手書き)  が、小さくて

薄くて、判りずらくて、不親切でしょうから、、、



 





上下を反転させて、必要なところだけ拡大してみます、、、


 





ほぼ同じ縮尺にして、インキングされて、部屋番号のふられた図です。上が道路、下が

レマン(Léman)湖。右下に、メートルの縮尺があります。(建物の幅は内寸で4メートル)


    

   部屋番号はおそらく、、、

   1 門扉  2 玄関  3 ボイラー (下の四角い、番号のない小部屋はトイレ)

   4 台所? (何故かダイニングまで猛烈に遠そう、、、) 5 ユーティリィティー? 

   6 裏口? 7 リビング・ダイニング (ピアノの先生だったお母さんのピアノ)

   8 たぶん、お母さんの寝室   9 浴槽・洗面   10 たぶん、クローゼット

   11 たぶん、お父さんの寝室  (何故か、不便そうな洗面台が付いている、、、)

   12 屋根付き屋外テラス?  13 不明 (わかんない、、、)  でしょうか、、、?






敷地の西側の、当初『舟屋』か『船溜り』を計画していた部分を拡大してみます、、、


        



最初に、まだ敷地が見つからなくて、まったくの図上の計画段階では、『舟屋』か

『船溜り』は、建物本体と『左側のスクリーンのような構築物』の間が、3メートル

弱くらいあって構造的にも無理はないし、ユーティリィティーの裏口からのサービス

ヤードも取れそうで、塩梅が良さそうだったんですが、、、、



  




  どうやら、見つかった実際の敷地は想定してたより、東西で4~5メートルくらいは

  足りなかったようで、ル・コルビジェLe Corbusier大先生、なんと『エイヤッ!』で

  『舟屋』か『船溜り』を中止して、建物本体と『左側のスクリーンのような構築物』

  の間に階段を挟んで、くっ付けてしまったみたいなんです、、、。



              





構造的には無理がなくて良さそうなんですけど、住宅としての使い勝手としては、どうだ

ったんでしょうか、、、?




こんな図もあるんですけど、、、

                 



構造的には、どうだったんでしょうか、、、?







        "Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その4 につづきます










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"Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その2

2018-08-26 23:42:50 | 日記
設計・建設は1923~25年のようですから、ル・コルビジェ大先生は、まだ36才か38才の若

さでしょうか、、、?(この建物は、従兄弟のピエール・ジャンヌレPierre Jeanneretとの

共同設計。まだ設計事務所を始めたばかりの頃。後に2人は袂を分かちます、、、。)







左がル・コルビジェLe Corbusier大先生、後ろの真ん中が従兄弟のピエール・ジャンヌレ

Pierre Jeanneretと思います。もしかして右の女性はシャルロット・ペリアンCharlotte

Perriand? まだ20代でしょうか、、、? 若くて、可愛くて、綺麗です、、、。女優さん

みたいです、、、。





建設当時の写真と思われます、、、。





外壁が白っぽくて、現在の『不思議な板金葺き』ではないように見えますが、、、。

RC鉄筋コンクリート造だと、北緯46度は、いくら大西洋型気候とは言え、内陸の山岳地帯

ですし、真冬は相当な寒さのはずで(-5~-10℃くらい?)、内断熱なんだか外断熱なんだか

さっぱり判りません、、、。

写真の右(西側)の2段ベッドの部屋が、まだ増築されていませんし、生垣か何かのよう

で、現在の鉄筋コンクリートの塀や門扉の構えは、まだないようです、、、。手前は、

今のような広い道路もなくて(あっても狭い農道程度?)、草地か何かにしか見えませ

ん、、、。(もしかしたら、門扉は再利用しているのかな、、、?)




あとから増築した屋根の上から、ブベー(Vevey)の街の市街地方向を見たところでしょ

うか、、、? すでに道路側の外壁は、『不思議な板金葺き』になっていますから、おそ

らく1950年以降と思われます、、、。






道路も拡幅されて舗装されてます。それに合わせて増築もして、現在の鉄筋コンクリート

の塀や門扉の構えにしたのかも知れません。この写真には1つしかが写っていませんが、

ガラスのトップライトが2つか3つくらいあって、ハイサイドライトは1つのはずです。

(煙突の隣の三角はトイレの上部のはずなんですけど、換気だけなのかハイサイドライト

か何かにでもなっているのか、トイレの天井を見上げた写真が、なかなか見つからなく

て、良く判かんないんです、、、。斜めの部分にガラスはないようなんです。でも、昼間

っからドアを開けても、真っ暗なトイレってのも、何だか嫌ですよね、、、。かと言っ

て真夏にトップライトで暑いのも嫌だし、、、。)




レマン(Léman)湖の湖面から見ると、、、






なんだか、20世紀初頭の『近代建築』をそのまま小さくした、可愛い建築に見えます。

写真の左側のスクリーンのような構築物は、階段で屋根の上に登る時に、お隣さんが

覗けたり、覗かれたりしないように配慮したんでしょうか、、、? (手前に、お隣さんが

洗濯物を干しています、、、。それとも、無いとやっぱり格好つかないし『近代建築』っ

ぽく見せたかったんでしょうかね、、、? だいいちル・コルビジェLe Corbusier大先生の

お母さんは、どこで洗濯物を干していたんでしょうか、、、? ユーティリィティーから

庭に出るのが、相当大変そうなプランなんですけど、、、。)






       "Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その3 につづきます





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"Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その1

2018-08-26 02:38:00 | 日記

ル・コルビジェさんのお母さんを、息子のル・コルビジェさんが描いた絵なのですが、

やっぱり絵が上手で、凄く良く似ているんです、、、。









椅子に腰掛けているのがお母さん、たぶん左がお父さんで、右がル・コルビジェさんのは

ずなんですけど、、、。この写真の後ろの建物が、標題の"Villa le Lac" もしくは

"Une Petite Maison" なんです。(お父さんじゃなくて、従兄弟か親戚ってことは、ない

と思うんですけど、、、。とにかく、凄く良さそうなお母さんです、、、。)







ですが、これ、あまりにも有名過ぎる住宅なんです、、、。





"Villa le Lac"って言うくらいですから、湖の湖畔なんですけど、スイスのレマン

(Léman)湖の北岸、西のローザンヌ(Lausanne)よりも、やや東のモントルー (Montreux)

寄り、ブベー(Vevey)と言う街のレマン湖畔の市街地が西で途切れる辺りで、コルソー

(Corseaux)って言う場所のようです。コルビジェ一家のもともとの出身地の、北の国境

近くの街ラ・ショー=ド=フォン(La Chaux-de-Fonds)までは、ローザンヌ経由で100km

ちょいでしょうか、、、?(北緯46度は、日本で言うと北海道の稚内よりまだ北?樺太?)








Villa le Lac Le Corbusier って書いてあります。今現在の敷地の右(東)は、ボートか

ヨットの『船置場』になっているようです。(つまり、それくらい敷地の幅がない、、。)




湖畔の白っぽく見える、小さな建物です。









動画です。




A VISIT TO THE 'PETITE MAISON' from Gigon/Guyer on Vimeo.








平面図。ほぼ平屋ですが、地図画像と上下が逆ですので注意して下さい。(この図面は、

湖畔には建てたいけど、まだ具体的な敷地の見つかっていなかった時のもの、、、?)







断面図。





RC鉄筋コンクリート造のはずですが、屋根と床の構造が、同じ形式のジョイスト・スラブ

なんでしょうか、、、?レマン(Léman)湖に直接、ボートか小舟を出せるような『舟屋』

か『船溜り』を計画していたようですが、実現しなかったようです、、、。






     "Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その2 につづく





追記  ラ・ショー=ド=フォン(La Chaux-de-Fonds)は、『石灰の地峡』もしくは

    『石灰の地溝』『石灰の窪地』くらいの意味の地名でしょうか、、、?









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