北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)

2016-07-25 12:44:54 | 日記
北海道なんですけど、僕の家の近くに、名前だけはどこかの立派な神社と同じ、だけども

とっても小さな大山祇神社という神社があるんです。










夏のお盆の祭りの時は、こんな感じ。








鳥居の脇の案内板







裏から








冬になると葉が落ちるので汐泊川(しおどまりがわ)が、すぐ裏を流れているのが良く

判ります。




小さな山の狭い山頂?に神社の社殿?が、チョコンと乗っています。









アイヌの人々の聖地なり砦のことを「チャシ」と言ったと思うのですが、道内でも、これが

「チャシ」です!というのに、なかなかお目にかかった事がありません。あとから入植した

内地の和人の人々が、先人のアイヌの人々の聖地を神社に変えてしまったのか、それとも

お誂え向きの小さな山を見つけて神社にしてしまったのか?前者だとすれば、アイヌの

人々の聖地の立地の地理的条件と、和人の人々の神社の立地の地理的条件はたいして変わ

らないという事になるかもしれないんですけど、どうなんでしょうか?










追記  「これが『チャシ』です!というのに、なかなかお目にかかった事がありませ

    ん。」と書いたんですけど、「亀尾神社チャシ」として紹介されている記事を見つ

    けました。


     http://homepage1.nifty.com/t-kubo/siro/sub3-3.htm


    画面の左のカーソルを上下に動かして、「渡島管内(6)」から

    「亀尾神社チャシ」をクリックして下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宇波西神社(うわせじんじゃ)

2016-07-22 17:11:28 | 日記
「ニソの杜」のある大島半島から、国道27号線を東に30Kmほど行くと、

三方五湖があります。








写真の中央右手やや小ぶりの菅湖(すがこ)という汽水湖より小さな山を挟んで、

JR小浜線の気山駅の近くに、「宇波西神社」(うわせじんじゃ)はあります。(東向き)










 もとは、高倉健さんの映画「夜叉」に出てきた日向(ひるが)漁港のところに、






                          (この写真は日本海側上空から)



 渡辺六郎右衛門さんと云う漁師が住んでいて、その渡辺六郎右衛門さんの家の裏山か

なにかの屋敷神(やしきがみ)か何かが、もともとの宇波西神社で、現在地には後から勧請

されたもののようです。

 この宇波西神社の毎年4月8日(旧暦3月8日)に行われる、「浦安の舞」「王の舞」

「獅子舞」「田楽」の神事が1984年に、「東京シネマ新社」という映像会社によって

記録されています。(30分くらいあって、ちょっと長いです、、、。5分頃のあたりに

渡辺六郎右衛門さんの家の裏山が出てきて、「元宇波西」(もとうわせ)とナレーションが

入っているのですが、「ニソの杜」みたいなので、注目!!「元」?それとも「本」?)









最後の方で出てくる「田楽」は、このブログの「春日局邸」の後ろの方に載せた図





に、とてもよく似ています。手に持っていたのは「簓」(ささら)だったんですね。














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レクワイ土器  Ceramica Recuay

2016-07-20 09:09:38 | 日記
もちろん、成田の飛行場には行った事がないので(関空は行ったけれども国内線)、

南米大陸は未踏の地。



ペルー共和国の




(右下の青いのはチチカカ湖?)



首都のリマの近く?のレクワイRecuayという街の周辺から出土するらしき「レクワイ土器」







他にもいろいろあって、なかなか良いのですが、、、中に、「Recuay Ceramic House」

なる、何かを注ぐ実用?の土器なのに、上に家や建物らしきものが乗っかっているのがあ

りまして、、、




こんなのとか







こんなのなんですが


(遠山記念館)

(これなんか、ほぼ「都市」になってしまいそう、、、)




日本人も家形の埴輪を作ったりはしているようなのですが、




                        (なんだか、やたらにデカイ、、、)



日本人は土器の上に、家を乗っけたり、建物を乗っけたりしているんでしょうか?




他にも、こんなのもあったりするんです。





















レクワイの街の近くには、こんな遺跡?もあるみたいなんです。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルイス・カーンの息子さん?

2016-07-20 09:07:56 | 日記
ダッカの会議場









同じく、ルイス・カーンさんのフィッシャー邸





道路とアプローチからの、玄関周りも凄く良いのですが、写真の左の「物置」?が、あると

ないとでは大違い、、、。








この図の左20mくらいが道路なのですが、図の「10」の「物置」?が一つの図面と二つの図面

の2種類があって、良くわかんない、、、。(実際に建っている写真は「物置」?の「10」が

「二つ」みたいです。)住宅本体の下に河岸段丘?の斜面を利用した広大な物置スペース?

がありますから、この「10」が「二つ」の「物置」?に夏タイヤか冬タイヤか、家族それぞれの

自転車を置くとかの必要もなさそうなのですが、それ以前に、この住宅にして屋根付きの

車庫がないというのも、なんだか良いような悪いような、、、、?



3D








見つけました。「My Architect - A son´s journey」 長いですよ。








でも、計算するとルイス・カーンさん、60歳過ぎてからの男の子なんですね、、、。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニソの杜 その3

2016-07-19 18:20:53 | 日記
前の記事の最後に出てきた、鹿児島県指宿市東方道上の「上西園のモイドン」と呼ばれる

モイドンです。(「森殿」とも書くらしい、、、。)




  
                         (ブログ「鹿児島の自然と食」より)



左がクスノキで、右がアコウという木なのだそうです。











同じく串木野市の「うっがんどんの森」





                      (同じくブログ「鹿児島の自然と食」より)









「うっがんどん」は「氏神殿」と書くのかな? ムクノキとタブノキ(椨の木)のようです。





これは同じ鹿児島県でも種子島の「ガロー山」



  (「西郊民俗談話会」より)





お隣、韓国の済州島には「堂」(タン)という森があります。









本郷堂(ポニャンダン) 榎(エノキ)




これは折口信夫さんの全集の口絵にある、タブノキ(椨の木)の森です。









どれも神社の原型なんでしょうか? 直江廣治さんの「ニソの杜」の説明に、

「小さな谷の頭、山の尾根の末端に位置するものが多い」とありましたが、

確かにそのような神社立地のケースは多いような気がします、、、、。




                     

                     



    



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする