宇治発電所の水源は、『琵琶湖疏水』と同じで、琵琶湖なのです。(『琵琶湖疏水』は、1885年 明治18年に着工、
全部の完成は 1912年 明治45年。設計した田辺朔郎(たなべ さくろう)さんは、なんと 24歳 !!~ 30歳の仕事!)
宇治発電所は、1908年 明治41年に着工して、全部の完成 は 1913年 大正2年 、、、 。(なんか重なっている 、、 )
宇治発電所の導水路図 長さ約11km 左端が宇治発電所、右端が琵琶湖・瀬田川
関西の公共事業・土木遺産探訪 宇治発電所 水路トンネル http://dobokuisan.starfree.jp/58_ujihatsudensho/ujihatsudensho.html より
左端の天ヶ瀬ダムの北に宇治の平等院 右上が水源の琵琶湖 その下『滋賀大』の文字のあたりが取水口
瀬田川からの取水口 手前(北)が琵琶湖
真っ直ぐ南(この写真では上)の山の方にに伸びて、京都両洋高グラウンドのあたりからは
暗渠になっています。左の南郷公園の所に、当時の南郷洗堰、現在の瀬田川洗堰があります。
宇治発電所石山制水門(南側)
遊心六中記 さん https://plaza.rakuten.co.jp/asobikokoro2/diary/201702250000/ より
ほとんどは隧道(トンネル)なのですが、生津というあたりの瀬田川と平行している場所(一番上の
導水路図、仁尾の第4号隧道のあたり)では、導水路が地表に顔を出しています。
青森県十和田市の、稲生川(1855年 安政2年~1869年 明治2年、1938年 昭和13年 ~1966年 昭和41年)
と、水源の奥入瀬川が、一部で平行しているのと、なんだか似ています、、、。右上は京滋バイパス
『生津』という字のあたりに導水路が見えます。ですが、本当は水道橋があるはずなのですが、
Google Earth の頭が悪くて、導水路も道路も「へしゃげちゃって」います、、、。
実際の導水路・水道橋に興味のある方は
穴と橋のあれやらこれやら さん https://ameblo.jp/quicknick/entry-12450873987.html
宇治発電所 水路トンネル さん http://dobokuisan.starfree.jp/58_ujihatsudensho/ujihatsudensho.html
ひろしのダム発電所見学記 さん http://dampswatch.blog.fc2.com/blog-entry-931.html#comment446
http://dampswatch.blog.fc2.com/blog-entry-665.html
などなど御覧になって下さい、、、。
宇治上神社拝殿と関西電力宇治発電所 その5 につづく
追記 琵琶湖疏水、宇治発電所導水路、稲生川の工事完成年については、一期工事・二期工事の別や
第二次世界大戦による工事の中断などありますので、あくまでも参考程度に、、、。