北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

Bla hallen と Cortile della Rocchetta その5

2019-11-22 19:02:54 | 日記


ストックホルム市庁舎と、スフォルツェスコ城の2つの中庭のある、

上半分の部分を、だいたい同じ縮尺で並べてみると、、、



ストックホルム市庁舎


           



スフォルツェスコ城

        



ストックホルム市庁舎の Bla hallen 青の間 の長辺は、スフォルツェスコ城の Cortile

della Rocchetta の一辺の長さと同じくらい、同じく短辺は約 2/3 くらいでしょうか?




ストックホルム市庁舎を設計したラグナール・エストベリ(Ragnar Östberg)さんは、コンペを

勝ち取った後、都合3回くらい設計の参考にするために、古今東西のヨーロッパ建築の視察旅行

をしたようですから(なんと1年くらい? なんてのんびりした良い時代だったんでしょうか!)、



その成果でしょうか





左上の最初のコンペの案は、現在のような設計に変更されたので、良かった、良かった、、、。





Cortile della Rocchetta 子どもたちの遠足?







ストックホルム市庁舎の中庭 Borgargården からメーラレン湖の運河を見る、、、。








                                      おしまい



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Bla hallen と Cortile della Rocchetta その4

2019-11-22 19:00:56 | 日記


Cortile della Rocchetta は、イタリアのミラノにあるスフォルツェスコ城という城の中庭。








2分14秒あたりから、Cortile della Rocchetta の映像が出て来ます。








Cortile della Rocchetta は、読み方も判りません。「コルティレ・デラ・ロチェッタ」? または

「コルティレ・デラ・ロケッタ」? Rocchetta には「小さな糸巻き棒」、軍事兵器の「ロケット」

の意味があるらしくて、『小さな糸巻き棒の中庭』?という意味なんでしょうか? とにかく、お城

の中では「女性も住んでいる居住スペースの中庭」で、日本で言えば『大奥の坪庭』?





Google Map によるスフォルツェスコ城。ミラノの終着駅やヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の

ガッレリアやドゥオーモ(ミラノ大聖堂)も近い、、、。








スフォルツェスコ城の平面図




10が Cortile della Rocchetta 11は La Corte Ducale だから『総督の中庭』?








La Corte Ducale 『総督の中庭』側でしょうか?




廻廊







この廻廊の天井の図像の意味が判りません、、、。





ヴィスコンティ家(Visconti)と蛇が関係しているような気はするんですけど、、、?







車のアルファロメオの紋章にも蛇が出てくるし、、、。









        
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Bla hallen と Cortile della Rocchetta その3

2019-11-22 08:39:16 | 日記


1979年のアメリカ映画『リトル・ロマンス』(A Little Romance)ダイアン・レイン

(Diane Lane)は、撮影時なら、まだ13才? 1分43秒あたりの sunset kiss のシーン

に出てくるのが、ヴェネチアの『ため息の橋』(Ponte dei Sospiri)。





画面の『ため息の橋』の右がドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)左は刑務所。



ストックホルム市庁舎は、『ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿(総督館、Palazzo Ducale)を

意識し、さらにヨーロッパ各地の名建築からインスピレーションを受けた折衷的なデザイン』

(Wikipedia)という記述もあるのですが、、、。




サン・マルコ広場の右の、運河沿いの白い建物がドゥカーレ宮殿(総督館、Palazzo Ducale)

その奥がサン・マルコ寺院 (Basilica di San Marco) 。








この図面の右が、水色になっていないけど カナル・グランデ(Canal Grande、大運河)

図面の上の Rio di Palazzo に架かっている橋が『ため息の橋』(Ponte dei Sospiri)。

左下は、サン・マルコ寺院 (Basilica di San Marco) 。



Corte と書いてあるのが中庭。Corte と Rio di Palazzo に挟まれている棟は、裁判所らしい、、、。




中庭から見た裁判所。この裏に『ため息の橋』。(このブログの『中門』みたいな感じ、、、?)







同じく中庭から見たサン・マルコ寺院の横 右が裁判所







同じく中庭から見たカナル・グランデ大運河側の中庭(この写真かなり広角で「あおり」入ってる?)





裁判所以外の上の外壁はレンガ積みで、サン・マルコ広場側や、カナル・グランデ大運河側の

外壁のような模様にはなっていない、、、。(古今東西、裏方は経費節約、、、?)




この中庭からはちょっと、ストックホルム市庁舎の『青の間(Bla hallen)』は、結びつくような

結びつかないような、、、? (階段はあるけれど、、、。)




これなら、何となく判るような、、、。







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Bla hallen と Cortile della Rocchetta その2

2019-11-22 08:37:18 | 日記


このブログを見てる方から『この市庁舎の構造は何構造ですか?』と質問されました、、、。



建設中のストックホルム市庁舎






主たる構造は、スカンジナビア半島は地震がないはずですので、レンガ組積造、、、?

(少し大きめの270×130×95 主要な繋ぎ目は鉄筋で補強?)













独立した柱は石造でしょうか?






議場の上部などの、屋根の小屋組みは木造だと思います。








各階の床版は1909-1923年の建設なので、さすがに木造ではなく鉄筋コンクリートの床版ではない

でしょうか?(でも、この写真見ると、ひょっとして木造、、、?)









青の間(Bla hallen)の天井と屋根は、三方がハイサイドライトに囲まれていて、

さすがに木造は無理で鉄骨トラス、、、?








青の間(Bla hallen)の運河側








同じく中庭(Borgargården)側。階段上がった2階は黄金の間(Gyllene salen)





天井近くの木造の何か囲い? が、パイプオルガンなのか? パイプオルガンでないのか?

パイプオルガンだとしたら、縦長でなくて随分と平べったいし、黄金の間の天井の裏に

何かの仕掛けがあるのか、、、? ないのか、、、?






この三方がハイサイドライトに囲まれた、天井と屋根が木造で作れるとは思えない、、、。





でも、工事中の写真が見つからない、、、。断面図も見つからない、、、。





                     Bla hallen と Cortile della Rocchetta その3 につづきます



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Bla hallen と Cortile della Rocchetta その1 

2019-11-21 16:41:28 | 日記


もう少ししたら、スウェーデンの首都ストックホルムで、ノーベル賞の授賞式が行われる

のですが、授賞式でなくて、晩餐会はストックホルム市庁舎の『青の間(Bla hallen)』

と言うホールで行われるのです。(舞踏会は2階の『黄金の間(Gyllene salen)』?)



                       ウィキペディア(Wikipedia)ストックホルム市庁舎より




市庁舎の建物




バルト海より内陸に5~60kmくらい入ったメーラレン湖という湖の運河?に面しているようです。




設計したラグナール・エストベリ(Ragnar Östberg)さん。最晩年でしょうか?







Google Map にも『青の間(Bla hallen)』って書き込まれています。








1階の平面図です。下はメーラレン湖の運河。左の階段のあるホールが『青の間(Bla hallen)』

右は入り口の中庭で『Borgargården』。青の間と中庭に挟まった、2本の塔のある玄関入り口の

上の2階が『黄金の間(Gyllene salen)』。





この頃の北欧の建築の平面には、四隅の全てが直角でない『くずれた矩形』の平面が、わりと

たくさん出てくるように思うのですが、個人的にはわりかし好きです、、、。



立面図







断面図




6階建て?のようですから、市庁舎としての事務スペースは、かなりありそうです。




もうひとつ断面図








館内ツアーガイドのお姉さんが、日本人のお姉さんのような気もするんですけど、、、、








                   Bla hallen と Cortile della Rocchetta その2 につづきます








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