北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

Cisterns of La Malga   その1

2016-11-05 00:54:12 | 日記



即日降伏とか裏山とか書きましたけど本当に滅ぼされてしまった国(街?)があります。

フェニキア都市のカルタゴです。カルタゴは、今の北アフリカ、チュニジア共和国の

首都チュニスから15kmくらい離れた地中海沿いの海辺にありました。紀元前264年から

紀元前146年におよぶローマ帝国との数次に亘るポエニ戦争で、最後には市民のほとんど

の15万人が虐殺され、5万人が捕虜となって奴隷にされ、港は焼かれ街も破壊され、跡地

には一木一草も生えないように、塩が撒かれたと言うのです。(それ以前にローマ帝国の

首都ローマがカルタゴ軍によって陥落寸前まで攻められた事への報復だったようです。)







紀元前218年のカルタゴの勢力範囲図。(薄紫色)シチリア島は取ったり取られたり。










ポエニ戦争の絵。









この写真の中央ちょっと上の海岸沿い(突端というか岬の少し下)が、元のカルタゴのあ

った場所です。右の大きな青い海は地中海から入り込んだチュニス湾。(上が北)





大きな汽水湖のような湖の中を、なにやら人工の水路のようなものが走っていて、その

先、築港があるように見える、地形の括れたところにあるのが、現在のチュニジア共和国

の首都チュニスです。(汽水湖は浅瀬で船舶の航行不可?)








今のカルタゴを、南から北に見た航空写真。今はチュニス郊外の、日本で言えば、逗子か

葉山みたいな、お金持ちの高級住宅地?





画面下に石狩川の三日月湖のようなものが見えるのですが、、、







北から南を見た写真。





さて、この不思議な湖みたいなものの正体は?






     Cisterns of La Malga その2 につづきます




追記  「パニックになる」とか、最近では「パニくる」などと言う「パニック」は英語

    では panic なのですが、ポエニ戦争の英語表記は Punic War なので、何

    か関係があるのか、ないのか、、、?
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『先生はえらい』 | トップ | Cisterns of La Malga   その2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿