北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

Guglielmo da Volpiano ( ヴォルピアーノの聖ウィリアム ) その5

2021-12-30 15:06:16 | 日記

 

サクラ・ディ・サン・ミケーレ( Sacra di San Michele )修道院は、とんでもない

急峻な岩山の上に建っています。聖堂は、さらに、そのてっぺんです。

 

 

 

     

 

                (断面図にあわせて回転させて、向きを変えてあります。 )

 

 

聖堂のYoutube

 

 

 

後陣(アプス  Apse )の壁とヴォールト天井が煉瓦積みだったり、交差リブ・ヴォールト(Rib vault)の

天井のヴォールト部分の仕上げが漆喰(? )だったり、ところどころの天井が、下地の木の梁や野地板が、

そのまま「あらわし」だったして、いろいろな材料がまざっていて、結果、いろいろな色も混ざって、

質素と言えば使っている材料は質素なんですけれども、これほど美しい聖堂は他にないかも知れません。

 

 

 

 

 

聖堂までは、後陣(アプス  Apse )のはるか下の入り口から、いちど建物の下に入って、

かなり急な階段を何度も折り返して登り、フライング・バットレス( 飛梁:flying buttres )

のある外部に出て(普通は両側にあるのに、建物の片側だけは珍しい、、、 )、さらに

フライング・バットレスの下の外部階段を何段も登って、側廊(Aisle )の横の入り口から

入ります。(側廊 の脇から入る聖堂も、珍しいかも知れません、、、。)

 

 

     一番上が後陣(アプス  Apse )の背面

 

 

                               一番下の真ん中が入り口

 

 

少し長いですが、階段とフライング・バットレスからの Youtube 動画

魚眼気味の広角で揺れるので、画面から離れて見た方が良いかと、、、

 

 

 

サクラ・ディ・サン・ミケーレ( Sacra di San Michele )修道院の

ホームページ https://sacradisanmichele.com/en/virtual-tour/

に、バーチャル・ツアー   Virtual  Tour   あります。(重いです)

 

 

ともかく、途方もない建築です。Guglielmo da Volpiano ( ヴォルピアーノの聖ウィリアム )

さんと、その修道士さんたちの、長い年月、、、、。言葉もありません、、、、。

 

 

 

            Guglielmo da Volpiano ( ヴォルピアーノの聖ウィリアム ) その6につづく

 

 

 

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