北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

地蔵盆と七夕 その1

2015-05-23 21:55:35 | 日記
京都の地蔵盆が新暦の8月24日、北海道道南函館市の七夕が同じく7月7日なので、まだ

5月で少し気が早いのですが、、、。


前の記事『若書きの図面8』で「とあるコンペ」と書いたコンペの敷地は、京都の太秦

だったのですが、プレゼンテーションの時に地元の人から「地蔵盆」と言われても、何の

事か判らず困りました。関東以北、まして北海道の人間には馴染みのない言葉なのです。


どうも、このような行事らしいのです。




子供たち主体の、子供たちのための行事のようなのですが、お地蔵さんの前に茣蓙などを

敷いて、(「お仮屋」を設ける事もあるらしい、、、。)お坊さんも来てくれて、お経を

あげて「数珠回し」というのをするらしい、、、。お約束の「お菓子」も貰えるみたい。


地蔵は、「道祖神信仰と結びついた路傍あるいは街角(辻)の地蔵」との事。



北海道道南函館市では、毎年7月7日の七夕の日の夕方になると、子供たちが浴衣に着替え

たりして(結構、寒かったりする、、、。)、家々を回ります。




これは宝来町のお米屋さんかな?

「竹に短冊 七夕まつり 大いに祝おう ろうそく一本ちょうだいな」と歌って、家々を

回ると「お菓子」を貰えるのは、京都の「地蔵盆」と同じです。




私の子供の頃は、パイナップルなどの缶詰の缶に釘で穴をたくさん開けて、針金で吊るし

て、本物の蝋燭で明かりにして、もっと暗い時分に回ったものですが(貰えるのも本当に

蝋燭だったりして、、、)、 今は、懐中電灯かLEDだったりするし、スーパーのレジ袋に

いっぱいの「お菓子」を貰えるのを、子供たちは毎年楽しみにしているのです。





みんなどこに行くんだろう、、、?子供たちの姿をした「来訪神」が家々を「門付け」し

ているように思えなくもありません、、、。

どうやら写真を見ると、最近は地区によっては「スーパーのレジ袋はよしましょ

う。」と親同士で申し合わせか何かしているようです。




沖縄の石垣島の民俗行事「まゆんがなし」の「来訪神」です。













                     
                 地蔵盆と七夕 その2 につづきます。




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