北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

虎杖浜の夢  その弐

2015-03-21 01:57:24 | 日記
女湯に入るわけでもないし、同じようなことが二度も三度も起こるわけでもないし、と思

い電話で朝の6時までは500円を確かめたつもりで函館を出発した。登別の駅前を過ぎ

て、しばらくした苫小牧に向かって国道の左側に「Hの湯」さんはあった。建物はインタ

ーネットで調べたとおりで、一泊500円と思えば文句はありません。玄関を入って左が

下駄箱で、見ると靴のコインロッカーがあり、「ボロ靴だけど、朝になって無くなってい

たりしてから慌てるのもいやだ」からと、100円入れようとしたら入らない。よく見る

と50円で「いまどき50円なんてあるんだ。」と思い、50円玉を入れたら返却の穴が

ない、、、。函館の温泉のロッカーの、100円入れて、最後に鍵で100円戻ってくる

ロッカーと勘違いして、でも入れたら戻ってこないんだから、使わなきゃと思いボロ靴を

入れました、、、。受付の、電話で話をしたと思しき年配の女性に、「入浴料は?」と聞

くと「530円です。」「んっ?」「消費税を取るなら540円でないのかな?」と思い

ながらも「朝の6時までなら530円なんですよね?」と聞いたら、「それなら、もう

530円で1060円です。」「???」「電話で貸し毛布は500円って聞いたから、

毛布は持ってきたんですけど?」と言ったら「毛布はサービスです。」「???、昨日は

500円って言ったじゃないのよ!」思いながらも、よく判らないけど、ここで、あーだ

の、こーだのもないし、1060円でも格安なんだからと思い1060円を払って入館し

ました、、、。

入ると、そこは「ロビー」と思しき空間があり、いきなり真ん中が例の女湯で、右が男湯

左は家族風呂となっていて、料金は12**円、60分以上は別料金などと書いてあり、

「ロビー」のソファーの前のテーブルの上の灰皿は、ごくごく小振りのものになっている

、、、。

仮眠室は2階にあり、さっきの年配の女性が案内してくれる。先客が二人おり(もちろん

二人とも男性)、片方は20代後半くらいの若い人で、おそらく駐車場にあった大型車の

運転手さんか?もう一人は年配で、この辺りの人か?テレビで水谷豊の「相棒」の最終回

を二人して寝そべって見ていて、こちらに気が付くと変な感じで見られてしまう、、、。

例のおばさんは、毛布だけでなく、枕も巾の狭い敷物?も出してくれて、これが本当に

「サービス」ならサービス良いのだが、、、。

仮眠室と思っていたら、カウンター越しに結構な厨房があり、飲食を提供できるような

造りになっているが、もちろん中には誰もいない、、、。(客は三人しかいないのだ。)

1階に下りて男湯に入る。電気は脱衣場も浴室も消灯してある。電気を点けて中に入ると

脱衣場の床は、この建物の造りにしては床暖房がしてある。ロッカーに脱いだものとリュ

ックを入れようとしたら、今度は100円なのだが、やはり返却されるような作りになっ

ていない!一度入れた100円玉は二度と出てこない脱衣場のロッカー!駅のコインロッ

カーじゃあるまいし、脱衣場のロッカーでこれは、さすがに見た事がない、、、。しょう

がないから鍵をせずに、そのまま使った、、、。(ここで50円玉も100円玉も両方取

られてたまるものか!)

浴室の洗い場の混合水洗は、商売柄判るが、もっとも安価な、お湯と水を別々に出すだけ

のもので(シャワーヘッドはさすがについている)、止める度に、また温度を調節し直さな

ければならない。浴室全体は床と壁が100角タイル貼りで、天井はバスリブ。浴槽に入

る段差が100角タイルで補修してあるのだが、マットタイプどころか施釉タイプのよう

で、泉質もあってツルツル滑って、危うく滑りそうになる、、、。お湯はさすがに北海道

、本物の温泉で、透明で少しヌルッとしている結構なものでした。

お風呂からあがると、受付がさっきのおばさんから、今度はやはり年配のおじさんに交代

している。「6時まで530円じゃなくて、6時間530円なの?だったら9時半頃に

入ったのだから、1060円で明日の朝の9時半までに出ればいいの?」と、おじさん

に聞いたら、「いや、6時までなの!毛布代が530円だから、6時すぎたら、やっぱり

今度は入浴料でもう530円!」と言うから「さっきのおばさんは毛布はサービスって言

っていたけど?」と言うと、「いや、夏場は若いライダーだか蟹族の人が一杯来るけど、

その人たちに寝袋使わせたら、うちの二階の仮眠室は床暖房はいっているから、毛布でな

いとどうだのこうだの、、、だからこうしているだの」と話を始めて訳がわからない、、

、、。(いくら北海道でも夏に床暖房なんて入れるのか知らん、、、?)

もう、こうなったら意地でも1060円以外にお金は使わないぞ!風呂上りのビールも

我慢して、明日の朝は6時までに出るぞ!と思って2階の仮眠室で寝たのでした、、、。


そして、その仮眠室のリクライニングソファーの上で、その夢を見たのです、、、。



                     
                  以下、 虎杖浜の夢 その参 に続く、、、。




追記  すいません。1060円じゃなくて1110円でした、、、。 








                        
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