北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

Félix Candela (フェリックス・キャンデラ) その3

2016-10-11 14:14:34 | 日記



H.P.、と言っても「日本ヒューレット・パッカード株式会社」ではない。(.ドット注意)








パソコンもプリンターもお古で頂き物なのは良いのだけど、インクが高くてどうしようも

ない。だいいち、田舎じゃ、そんじょそこらで、おいそれとは売っていやしない、、、。



H.P.、とはフェリックス・キャンデラさんが多用している「ハイパボリック・パラボロ

イド・(シェル)」 HYPERBOLIC PARABOLOID (SHELL)の事。SHELLはシェル石油の

SHELLだから「貝殻」。






下の図の真中あたり


Hyperbolic paraboloid  z=x2/a2-y2/b2


と書いてある「鞍形」の図に注目して下さい。








z=x2/a2の下に凸の放物線が、yが変化していくと、yは-y2/b2でマイナスですから、

上に凸のyの放物線に沿って動いていきます。







こんな「鞍形」の三次元曲面が出来上がります。





HYPERBOLIC PARABOLOID  ハイパボリック・パラボロイド曲面です。




上の図の格子状の線は放物母線generatrixですが、ハイパボリック・パラボロイド曲面

には直線の母線群があり





建築の場合、コンクリートの型枠などが、曲面なのに真っ直ぐな木材などで施工が容易と

されています。




     Félix Candela (フェリックス・キャンデラ) その4 につづきます    
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