北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

"Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その1

2018-08-26 02:38:00 | 日記

ル・コルビジェさんのお母さんを、息子のル・コルビジェさんが描いた絵なのですが、

やっぱり絵が上手で、凄く良く似ているんです、、、。









椅子に腰掛けているのがお母さん、たぶん左がお父さんで、右がル・コルビジェさんのは

ずなんですけど、、、。この写真の後ろの建物が、標題の"Villa le Lac" もしくは

"Une Petite Maison" なんです。(お父さんじゃなくて、従兄弟か親戚ってことは、ない

と思うんですけど、、、。とにかく、凄く良さそうなお母さんです、、、。)







ですが、これ、あまりにも有名過ぎる住宅なんです、、、。





"Villa le Lac"って言うくらいですから、湖の湖畔なんですけど、スイスのレマン

(Léman)湖の北岸、西のローザンヌ(Lausanne)よりも、やや東のモントルー (Montreux)

寄り、ブベー(Vevey)と言う街のレマン湖畔の市街地が西で途切れる辺りで、コルソー

(Corseaux)って言う場所のようです。コルビジェ一家のもともとの出身地の、北の国境

近くの街ラ・ショー=ド=フォン(La Chaux-de-Fonds)までは、ローザンヌ経由で100km

ちょいでしょうか、、、?(北緯46度は、日本で言うと北海道の稚内よりまだ北?樺太?)








Villa le Lac Le Corbusier って書いてあります。今現在の敷地の右(東)は、ボートか

ヨットの『船置場』になっているようです。(つまり、それくらい敷地の幅がない、、。)




湖畔の白っぽく見える、小さな建物です。









動画です。




A VISIT TO THE 'PETITE MAISON' from Gigon/Guyer on Vimeo.








平面図。ほぼ平屋ですが、地図画像と上下が逆ですので注意して下さい。(この図面は、

湖畔には建てたいけど、まだ具体的な敷地の見つかっていなかった時のもの、、、?)







断面図。





RC鉄筋コンクリート造のはずですが、屋根と床の構造が、同じ形式のジョイスト・スラブ

なんでしょうか、、、?レマン(Léman)湖に直接、ボートか小舟を出せるような『舟屋』

か『船溜り』を計画していたようですが、実現しなかったようです、、、。






     "Villa le Lac" もしくは "Une Petite Maison" その2 につづく





追記  ラ・ショー=ド=フォン(La Chaux-de-Fonds)は、『石灰の地峡』もしくは

    『石灰の地溝』『石灰の窪地』くらいの意味の地名でしょうか、、、?









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