花恋人

山野草や蝶・トンボなどの昆虫、冬は野鳥です。

上毛カルタ その22

2006-01-21 | Weblog
上毛カルタ、今日はです。
三波石と共に名高い冬桜・・・鬼石町(現在藤岡市)の三波石峡は神流湖(下久保ダム)から、下流の登仙橋までの約1kmの間で、点在する巨岩と奇岩は三波石と通称され、古くから庭石として珍重されています。自然の状態で現存するのはこの峡谷だけです。古来から名のある巨石だけでも48石あります。注)川からの採石はできません。


全国に銘石として知られる"三波石"は青色の結晶片岩で真緑色に冴え味があり、永年を経ても色が褪せないという点で日本庭園には欠かすことのできない石です。”三波石”という名前は、名勝三波石峡に架かる登仙橋に最も近いところに並ぶ三つの名石(一番石・二番石・三番石)が波の形をしており、これから三波という名が生じました。学名を「三波石変成岩」という三波石は、鉱物が地下深くで高い圧力や熱の働きによって再結晶し、一定方向に配列しているため三波川結晶片岩と呼ばれています。また含まれる鉱物組成などから緑色片岩・黒石片岩とも呼ばれています。


鬼石町(現在藤岡市)の桜山公園は標高591mにあり、一帯には、国指定名勝及び天然記念物の冬桜が11月から12月にかけて咲き誇り、紅葉との共演に多くの観光客が訪れ、にぎわいます。11月~12月には7千本の冬桜、4月中旬には合わせて1万本の桜が開花します。
冬桜は春の桜のように一度にパッと咲かないで、下の方の枝からチラホラ咲き始め、徐々に上の方に咲いていきます。寒い北風に吹かれると、つぼみは開かずに冬を越し、春になって暖かくなってから花がまた咲きます。1本の木で二度花が咲くことになります。冬桜の二度咲きです。
冬桜とは、別名をコバザクラ(小葉桜)といい、ヤマザクラとマメザクラの雑種と推定されています。
冬桜と寒桜は名前が似ているので、よく混同されやすいのですが、寒桜は淡紅色一重の花が1月~2月に1回だけ咲き、冬桜のように変わった咲きかたはしません。また、冬桜のように二度咲きの十月桜という品種がありますが、これはコヒガン(小彼岸)系の桜で10月に開花します。花弁が約17枚と不規則で八重咲きのものが多く、色は冬桜より濃いピンクです。



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