ぼくは実はヨーロッパの民謡が好きで、最近は寝るときにブルガリア民謡を聞いています。といっても、これまでほとんどそういった音楽を聞いたことがなくて、たまにテレビなどで流れているのを聞いたりしたときに、ああいいなあ、と思っていた程度なのですが。『おもひでぽろぽろ』で流れるハンガリー民謡はいいなあ、とかそのくらいです。
聖歌なども好きなのですが、これはたぶん、澄んだ声の素朴な合唱が好きなんでしょうね。ウィーン少年合唱団とかもいいと思いますし。神秘性もあれば言うことなし。
ブルガリア民謡を聞いていると、チェーホフの小説「谷間」のラスト近くの場面を連想します。暮色の濃い坂道、森から村へと続く坂道(斜陽が上の方にだけ射している)の途中で、娘たちが歌を歌いながら歩いてくるシーンがあります。このとき彼女たちが歌っているのは、こういう民謡じゃなかろうかと、根拠のない想像をするのです。野原のようなところで、手にキノコの入った籠をぶら下げ、横一列に並んで歌う。日はいまにも沈もうとしていて、茜色の光が女たちのつややかな髪に当たり、宝石のように輝いている。澄んだ歌声は光の中を空に溶けてゆく。
あるいは星空の下で焚火を囲む風景とかも似合いますね。
素朴で心温まる光景っていうのがぼくは好きです。だからたぶん、森などをリアリスティックに描いた絵画にも惹かれるのでしょうね。
もっと光を。
聖歌なども好きなのですが、これはたぶん、澄んだ声の素朴な合唱が好きなんでしょうね。ウィーン少年合唱団とかもいいと思いますし。神秘性もあれば言うことなし。
ブルガリア民謡を聞いていると、チェーホフの小説「谷間」のラスト近くの場面を連想します。暮色の濃い坂道、森から村へと続く坂道(斜陽が上の方にだけ射している)の途中で、娘たちが歌を歌いながら歩いてくるシーンがあります。このとき彼女たちが歌っているのは、こういう民謡じゃなかろうかと、根拠のない想像をするのです。野原のようなところで、手にキノコの入った籠をぶら下げ、横一列に並んで歌う。日はいまにも沈もうとしていて、茜色の光が女たちのつややかな髪に当たり、宝石のように輝いている。澄んだ歌声は光の中を空に溶けてゆく。
あるいは星空の下で焚火を囲む風景とかも似合いますね。
素朴で心温まる光景っていうのがぼくは好きです。だからたぶん、森などをリアリスティックに描いた絵画にも惹かれるのでしょうね。
もっと光を。