風邪をひいてしまいました。喉が痛い。思えば10年前の同じ時期にも喉が痛くなった。10年前と言えば、ぼくがロシア文学を本格的に読み始めた年です。まあ最近はあんまり読んでないけど。というわけで、今回は「初めて~」シリーズの7回目、やっと20世紀編に突入です。
で、19世紀ロシア文学というのは、大作家がいて、大長編があって、それらを読んでいれば大体は19世紀ロシア文学を知った気になれるのですが、しかし20世紀は違います。何もかもが複雑化・多岐化しています。革命は起きるは、戦争はあるは、亡命はあるはで、反体制派だの御用作家だの、名誉回復された作家だの、とにかく色んなタイプの事件があって、色んなタイプの作家がいます。歴史も背景もがんがん変わります。
しかも、多くの人は20世紀のロシア作家なんて、ほとんど知らない。だから、どこから手を付けるべきか途方に暮れてしまう。ですからここで道案内しようというわけですね。
さて、何から始めるかと言いますと、まず20世紀のロシア文学はどういうところで読めるのか、という話から。20世紀ロシア文学を読める有名なシリーズを挙げておきます。
・20世紀のロシア小説・全8巻
(ミハイル・ブルガーコフ、レオニード・アンドレーエフ、ジナイーダ・ギッピウス、ワレリー・ブリューソフ、アンドレイ・ベールイ、ボリス・ピリニャーク、ユーリイ・トゥイニャーノフ、アレクセイ・レーミゾフ)
・現代ソヴェト文学18人集・全4巻
(ザミャーチン、ヴェショールイ、バーベリ、ヤセンスキー、プラトーノフ、カターエフ、アントーノフ、オクジャワ、バクラーノフ、カザコフなどなど)
・群像社のシリーズ
1、群像社ライブラリー
(バーベリ、ぺレーヴィン、ストルガツキイ、ナールビコワ、マンデリシュターム、ブルガーコフ、アナトーリイ・キム、クーチク、ガーリン、ウリツカヤ、プリーシヴィン、テッフィ、クプリーンなどなど)
2、現代のロシア文学・全20巻
(シュクシーン、アスターフィエフ、ラスプーチン、イスカンデル、ヴァムピーロフ、トリーフォノフ、オクジャワ、オルローフ、アイトマートフ、イ・グレーコワ、アブラーモフ、ベック、グラーニン、ペトルシェフスカヤ、プリスターフキン)
これらの作家の本を読んでゆきましょう。20世紀ロシア文学のシリーズは他にもありますが、全部挙げてゆくと大変なので、というか自分が最初に読んでいたのはこれらなので、この4シリーズから攻めていきたいと思います。
では全て読んでしまいましょう。おわり。とすればそりゃ簡単なのですが、これだけの量を提示されても戸惑うばかりでしょう。それに、いまや入手困難なシリーズもあるわけです。だから、お薦めがあります。群像社を読破しましょう!ぼくは、2004年の時点で、それまでに刊行されていた群像社の小説は、ストルガツキイを除いてほぼ全て読みました。今は2011年ですから、それから何冊も刊行されていてちょっと苦労は増しますが、でも勢いでいけます。
そこでやっと本題です。何から読むか?手始めに、取っ付きやすい群像社ライブラリーを読破しましょう。第1冊目は、ずばりブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』(上下巻)です。
・・・異論はたくさんあると思いますよ。シンボリズムから始めるべきだとか、色々。時代順に読んでゆくのが正攻法なのでしょうけれども、ブルガーコフでがーんとやられて、それから群像社を片っ端から読んでゆくのが20世紀ロシア文学にどっぷり浸かるにはいいんじゃないかと思うのです。
そういうわけなので、ライブラリーを読んでゆきましょう。ぼくも2005年以降のものは、ちらほら未読だったりするのですが。
で、19世紀ロシア文学というのは、大作家がいて、大長編があって、それらを読んでいれば大体は19世紀ロシア文学を知った気になれるのですが、しかし20世紀は違います。何もかもが複雑化・多岐化しています。革命は起きるは、戦争はあるは、亡命はあるはで、反体制派だの御用作家だの、名誉回復された作家だの、とにかく色んなタイプの事件があって、色んなタイプの作家がいます。歴史も背景もがんがん変わります。
しかも、多くの人は20世紀のロシア作家なんて、ほとんど知らない。だから、どこから手を付けるべきか途方に暮れてしまう。ですからここで道案内しようというわけですね。
さて、何から始めるかと言いますと、まず20世紀のロシア文学はどういうところで読めるのか、という話から。20世紀ロシア文学を読める有名なシリーズを挙げておきます。
・20世紀のロシア小説・全8巻
(ミハイル・ブルガーコフ、レオニード・アンドレーエフ、ジナイーダ・ギッピウス、ワレリー・ブリューソフ、アンドレイ・ベールイ、ボリス・ピリニャーク、ユーリイ・トゥイニャーノフ、アレクセイ・レーミゾフ)
・現代ソヴェト文学18人集・全4巻
(ザミャーチン、ヴェショールイ、バーベリ、ヤセンスキー、プラトーノフ、カターエフ、アントーノフ、オクジャワ、バクラーノフ、カザコフなどなど)
・群像社のシリーズ
1、群像社ライブラリー
(バーベリ、ぺレーヴィン、ストルガツキイ、ナールビコワ、マンデリシュターム、ブルガーコフ、アナトーリイ・キム、クーチク、ガーリン、ウリツカヤ、プリーシヴィン、テッフィ、クプリーンなどなど)
2、現代のロシア文学・全20巻
(シュクシーン、アスターフィエフ、ラスプーチン、イスカンデル、ヴァムピーロフ、トリーフォノフ、オクジャワ、オルローフ、アイトマートフ、イ・グレーコワ、アブラーモフ、ベック、グラーニン、ペトルシェフスカヤ、プリスターフキン)
これらの作家の本を読んでゆきましょう。20世紀ロシア文学のシリーズは他にもありますが、全部挙げてゆくと大変なので、というか自分が最初に読んでいたのはこれらなので、この4シリーズから攻めていきたいと思います。
では全て読んでしまいましょう。おわり。とすればそりゃ簡単なのですが、これだけの量を提示されても戸惑うばかりでしょう。それに、いまや入手困難なシリーズもあるわけです。だから、お薦めがあります。群像社を読破しましょう!ぼくは、2004年の時点で、それまでに刊行されていた群像社の小説は、ストルガツキイを除いてほぼ全て読みました。今は2011年ですから、それから何冊も刊行されていてちょっと苦労は増しますが、でも勢いでいけます。
そこでやっと本題です。何から読むか?手始めに、取っ付きやすい群像社ライブラリーを読破しましょう。第1冊目は、ずばりブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』(上下巻)です。
・・・異論はたくさんあると思いますよ。シンボリズムから始めるべきだとか、色々。時代順に読んでゆくのが正攻法なのでしょうけれども、ブルガーコフでがーんとやられて、それから群像社を片っ端から読んでゆくのが20世紀ロシア文学にどっぷり浸かるにはいいんじゃないかと思うのです。
そういうわけなので、ライブラリーを読んでゆきましょう。ぼくも2005年以降のものは、ちらほら未読だったりするのですが。