Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

せっかくだから金環日食

2012-05-21 14:07:31 | Weblog
午前中に用事があったので、せっかくだから金環日食を見てみました。専用のサングラスをいそいそと掛けてみると、なるほど、太陽が欠けている!実は見るまではあんまり関心がなかったのですが(最近は色んなことに興味が湧かない)、いざ日食の様子を目にしてみると、けっこうわくわくしてくるものですね。

東京は曇りがちの空模様でしたが、太陽がリング状になる肝心のシーンはばっちり見えました。それにしても専用のサングラスは太陽以外は何も見えないという代物なので、実際にその真っ黒いサングラスを通して光の輪を見つめていても、自分が本当に太陽を見ているのかどうかが怪しくなりました。だからときどき肉眼でちらっと空の様子を確かめて、それからまたグラスを掛ける、という手順に。あれほどテレビでは肉眼で太陽を見るなと言っていましたが、しかし何度も言うようですが自分が本当に太陽を見ているのかどうかが分からなくて・・・。だいたい、小さい頃にぼくなどは随分肉眼で太陽を凝視していたものです。ひょっとして目が悪くなったのはそれが原因?

それはともかくとして、鏡に映ったものだけを見て「それ」を確認しなければならないようなもどかしさを今回は感じました。反射物を見るのではなく、実物を見たい。同様に、遮光グラスではなく肉眼で見たい。このサングラスがもし太陽以外のものも見ることができたのなら(それでは遮光の意味がないかもしれないけど)、こんなもどかしさは感じなかったはずなのになあ。

それにしても、人間の目は太陽に耐えられないのか。それでも太陽を見たいと思う。まるで希望みたいだな。と、気障なことを言って終わる。せっかく金環日食だから。