Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

植物園

2012-09-18 01:46:30 | お出かけ
きのうの写真ですが、実はぼくが住んでいる寮ではありません。大学の(たぶん)一番大きな建物の写真です。この知り合いが住んでいる(住んでいた)寮からはちょっと離れた寮にぼくは飛ばされて(?)しまって、そこに独りで暮らしています。その寮はもっと小さくて、そして外観はかなりぼろっちいです。初めて見たときは、暗澹たる気持ちになりました。いや、暗澹たる気持ちにさせるような建物です。灰色の、薄汚れた、今にも瓦解しそうな寮です。でも、ぼくはきのうの写真の寮にも去年滞在しましたが、そこよりもむしろ部屋は広いし、スーパーや駅は近いし、暮らしは楽だと思います。ただし問題は、大学には歩いて通えないってこと。そこが最大の欠点ですね。あと洗濯場もないので、別の寮まで衣類を運ばないといけません。まあ、利点もあれば欠点もあるってことです。

さて、前もって書いていたように、今日は大学付属の植物園に行ってきました。教えてもらった通り、本当に野外授業でしたね。もしドイツ人学生から教えてもらっていなかったら、ぼくは大学の教室で来ない先生を待ち続けていたことでしょう。もっとも、そういう学生も何人かいて(後で合流しましたが)、ぼくと同様にこの間ちゃんとロシア語を聴き取れていなかった学生がいたんだと思うとほっとします。

植物園の写真を撮ってくればよかったのですが、カメラを持っているのがめんどくさくて、やめました。というのも、先生が話をするのを皆メモしているので、ぼくも真似してメモしていたからです。メモ、ペン、カメラ、そしてティッシュ(風邪で鼻水が出る!)を常に持っているのは大変ですからね。で、一応先生が言う単語(主に植物の名前)をメモっていたわけですが、音だけを聞いているので、綴りが合っているかどうか・・・たぶん半分くらい間違っているでしょう。「たくさん枝がある樹木」・「たくさん土がある場所」という単語がロシア語にはあるそうですよ。あれ、違うかな? もともとそんな聞き取れてない上にもう忘れてしまった。メモを見るのもめんどい。
そういえば、蛙はロシア語では「クヴァッ」と鳴くそうです。日本ではなんと鳴くのかと聞かれたので、「ケロケロ」と答えたら、先生はびっくりし、生徒たちは笑っていました。そんなに変かな? もし「ゲロゲーロ」と答えたらどんな反応だったんだろう・・・。ちなみに、ロシア語の「蛙」という単語を聞いてもぼくはピンとこなくて、「分かりません。鳥ですか?」と尋ねるという失態を演じてしまった。そうしたら、他の学生から「フロッグだよ」と教えられて、やっと思い出しました。旅の恥はかきすて。

ちなみに、生徒の人種構成は、どうやらスイス人、スペイン人、ドイツ人、フランス人、中国人、日本人(ぼくだけ)みたいです。陽気なアメリカ人だと思っていた人は、どうやらスイス人らしい。テスト結果でクラス分けされたにしては、皆のロシア語能力はバラバラの気がします。でも皆基本はしっかりできているみたいなので、置いてかれないようにしないとな。中にはもうかなり喋れる人たちもいて、なんで同じクラスなんだろうと不思議。ヨーロッパ系の人たちは、ヨーロッパ系だけで固まってしまっているので(まず言語の問題があるし)、なんとなく疎外感がありますが、まあ別に無理に友達にならなくてもいいや。

あんまり植物園の感想になりませんでしたね。今度は個人的に訪れようと思います。そうしたら写真も撮ってくるつもりです。
それと、ここではリンゴを販売していて(植物園で採れたもの?)、激安です。なんと、2個で1円程度です。1円です。つまり、1ルーブル以下だったんです。コペイカですよ。コペイカ。びっくりですね。