ちょっと前の記事になりますが、
むだづかいにっき♂:考え方が変わった事を恥じる事はないと思う。
を読んで思ったこと、思い出したことをつらつらと…。
あ。上の記事の趣旨には同意です。
自分のための議論なら、自分が変わることを閉ざすというのは、
その意味のかなりの部分を捨て去っていると思います。
かすかな記憶なので誇張が入っている可能性は高いのですが…
昔(といってもSay Yesでブレイクして以降)
何かの歌番組にチャゲ&飛鳥が出てて、
そのときにデビュー当時の写真かビデオを流していたのですが、
そのときの反応が、
「うわー。フォークだー」という感じで、
汚いものを見るような目で見ていた記憶があります。
今、冷静に思うと、服装とかの見た目の話が大きいのかなとも思うのですが…。
(実際そういうファッションは時間がたつととても陳腐に見えるのは避け様がないわけだし…)
初期のチャゲ&飛鳥が好きだった私(とはいえ、そのころはヘビーメタル聴きになっていて、チャゲ&飛鳥はほとんど聴いてなかったんですが…)は、すごくいやな感じを持ったし、それ以降、彼らを好意的に見ることは少なくなりました(でも初期はやっぱりいいんですよね…買いなおそうかな)
彼らはまあ、方向性を変えて成功したわけですが、
「今度のアルバムは今までの私たちの殻を打ち破ることができた。
2歩も3歩も前進した私たちを楽しみにしてくれ」
といって、当時の流行を取り入れただけの駄作を提供してくれたバンドはいくらでもいるわけで、本人が「進歩」と思っていても、端から見たら単純な後退だったりすることって往々にしてあるような気がします。
でも、その考えかたは。
「意見を変えるのはあなたじゃない。私なんだ」
という傲慢(?)から来る部分があるのかなとも思いました。
リスナーからすると、選択肢の一つなわけですが、
やってる本人からすると、自分の代わりはいないわけで、
そう考えると、時がたつにつれて、考えや方向性が変わるのは
仕方がないし、大きく考えると「進歩」であることが多いのだろうと思います。
意見や方向性が変わるのは当然だとは思うけれども、
その当時の自分やその方向性を否定するのはできるだけ止めてほしいです。
その当時のあなた、当時の方向性に共感した人たちというのはきっといるはずなので…。
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