僕は部屋にかけ戻った ささやく声から逃げるために
「あの人は悪い人なんだよ。だってみんなそう言ってるし。」
電話はなり続ける 押入れの中で
それを取る気力はもうなくて
裏切りが許せなくて 報いを与えたくて
起こしてしまった過ち 「犯罪」ではないにしても
電話はなり続ける 押入れの中で
それを取る気力はもうなくて
お前は誰だ?きっと僕を知ってる
でも僕は何も知らない
罵倒の言葉だけで何がわかるというのか?
お前は安全な場所にいて僕の生活を破壊した
僕と何が違うというのか?
夜中になれば窓を打つ石の音
テレビでは僕のこと
名前こそ出ていないけど
投げ込まれる無数の手紙
差出人なんてなくて
鳴り止まない電話
ケーブルを引きちぎる
でも電話はなり続ける 僕の心の中で
逃げる気力はもうなくて
お前は誰だ?きっと僕を知ってる
でも僕は何も知らない
罵倒の言葉だけで何がわかるというのか?
「当然の報い」?確かにそうかもしれない
でも、裁くのはお前らなのか?
1992 for ACROPHOBIA
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