塩野義製薬 | がんの痛みはがまんしない(CHAPTER 1)
いま、がんの60%は治る時代といわれています。にもかかわらず、現在でもがんが怖い病気と思われている理由の一つが、一日中続く激しい痛みです。
私の身内で、癌で亡くなってしまったひとがいるのですが、やっぱり、尋常じゃない痛みが続いてたみたいです。
本人はそれこそ我慢して、なんでもないように振舞っていたのですが、ふとした瞬間の表情とか、胸を痛めた記憶があります。
で、「痛みをコントロールする方法」ということで、「医療用麻薬」の話が出てたのですが、
塩野義製薬 | がんの痛みはがまんしない(CHAPTER 4)
痛みのある人が適切に、医療用麻薬を長期間使用し続けても、中毒になることはありません。痛みがなくなり、医療用麻薬を使用する必要がなくなったときには、医師の指導のもとで安全に使用をやめることができます。
(太字は引用者によるもの)
正直、私はそれを知りませんでした。今まで、「モルヒネ」などの医療用麻薬に関しては、やっぱり「麻薬」という言葉に(麻→魔などのイメージ含め)あまり良いイメージはありませんでした。「後戻りできない最後の手段」みたいなイメージで…。
で、気になって検索してみると…。
がんの痛み除去 医療用麻薬に二の足 : 変えたい医療 : 医療 : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
星薬科大の鈴木勉教授の研究によると、一般の人にモルヒネを投与すると、ドーパミンが増え依存症になるが、がんなどの痛みがある人に対して投与した場合は、ドーパミンの上昇が抑えられて依存症にはならない。
気になる記事:がん疼痛治療 研究最前線
快楽目的で麻薬を使用した場合、再びその麻薬に対する強い摂取欲求を示しこれを精神依存と呼んでいます。しかし、激しいがん疼痛に鎮痛目的でモルヒネを使用した場合、モルヒネは精神依存を形成しないことが、長年の臨床経験から明らかにされています。
ということらしいですね。薬自体じゃなくてその結果のトリップ状態(?)に対して依存は起こるということなのか…よくわかりませんが…。
言葉の響きというのは根強いものがあるし、普段生活している中でそういうことに向き合う必要がある人って、割合としてそう高くはないと思うので、そういう情報が広まる速度は速くはないだろうし…誤解を解くのはそう簡単じゃないのかなという気はします。
ただ、その誤解が少しでも解けて、「安全に痛みをコントロールできる」ことが増えるといいなと思います。
しなくてもすむ我慢なら、やっぱりしないほうがいいと思うので…。
参考:塩野義製薬 | がんの痛みはがまんしない
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