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佐藤義美記念館



昨日、神田頭首工を話題にしました。
城原井路に水を引き込む川は、久住川と老野川の合流ポイントから200m下流。ふたつの川が合流して稲葉川になります。稲葉川はエンジェルファームの近く(約300mほど離れたところ)を流れていき、そしてこのポイントを横切って行きます。

昔この河原で動物のを行っていたという。この写真の正面の建物が詩人にして童謡作家の佐藤義美記念館です。エンジェルファームから車で約3分です。



ここ竹田生まれの佐藤義美(1905~1968)さんです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E7%BE%A9%E7%BE%8E

聞いた話ですが・・・記念館を建てるとき、この河原が動物の場であったことを指摘した人があったという。ところが自費で建設しようとしていた佐藤義美の弟子で、著作権を継承する稗田宰子さん(現記念館名誉館長)は、そうであるなら尚更ここに建設したいと言われたそうです。

ふつうなら「縁起が悪い」とか「バイブレーションが悪い」とか言って、こういうところを避けがちですが、さすが佐藤義美先生の弟子ですね。佐藤義美の作品がそういうものを弔うというか、清めるチカラを持つと考えられた。佐藤義美に対する絶大な信頼、尊敬、確信があってこその決断だと思います。

建設後、稗田さんは建物と所蔵品を
惜しげもなく竹田市に寄贈されました。
http://www.oct-net.ne.jp/~yoshimi1/



対岸に移って撮りました。稲葉川です。
この川のことは何度も話題にしたことがあります。
http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/20138df2a5c9eb4f407f34292ca2806d



さて、佐藤義美記念館外観です。
神奈川県逗子(ずし)にあった彼の仕事場を模したという。そういえば昨日、桂子は逗子市の隣の鎌倉市で、彼女のおいっ子たちと会っていました。





二階の窓際が彼の書斎だったという。
今の記念館ではベッドもありました。
寝室兼書斎だったのでしょうか。

惜しいことに写真撮影が禁じられているので
面白いものが発信できなくて大変残念です。



晩年の彼は、一階のこの部屋の窓際で原子爆弾に反対する童話の構想をねっていたという。二階の書斎には、原爆関係の本もたくさん収められていました。井伏鱒二の『黒い雨』もありました。