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エンジェルファーム昆虫記

夕方、雲がほぼ全天を覆い、カミナリの音も聞こえてきたので、とうとう雨が降ってくれるのかと期待したら、またまたうらぎられました。

近所のカボス農家の奥さんが、土がカラカラでカボスの生育が悪いと言われました。秋物の野菜の種をまくことができないと農家が困っていると教えてくれました。

けれど日が暮れると、コオロギやウマオイムシたちがさかんに鳴き、彼らの生命力に驚きます。



この夏、こんな珍しいバッタを見つけました。
赤いイナゴです。
ちょっと調べてみると、イナゴの場合、赤い色素を持ったものを食べるとこんなふうに色づくことがあるようです。この近くにブルーベリーが実っていたので、ひょっとしてそのせいでしょうか。



ゴマダラチョウが、野生動物(イタチとかテンかな)の糞の上にのっかって栄養をとっています、塩分とかミネラルを吸収しているのでしょうか。



シオカラトンボ。



シオカラトンボのメス、ムギワラトンボ。

今年の夏もたくさんの昆虫と出会いました。

デカルトやカント、ヘーゲルたち、サルトルたちはトンボやアマガエルたちのことが視野に入っていなかったと思います。マルクス、レーニン、毛沢東もそうです。これからの哲学者、思想家、社会改革家、設計士、アーティスト、プランナー、ヒーラーは、多様な菌類、植物、動物や土、川、海、大気が視野に入っていなければならないと思います。それらと人間存在は無関係ではなく共生関係にあって、むしろ一体です。彼らぬきには人間存在がないわけです。彼らと共に在ることを忘れてはいけないと思います。

芭蕉や蕪村、一茶たちを学ぶことがもっと必要だと思います。