前回の記事でジャックプレートの問題を書いて、
すぐにオーナー様が別の部品を送ってくださいました。
ザックさん、これで大丈夫です!ありがとうございます!
今回、ご依頼を受けているギターは2本ありまして。
もうひとつは・・・・・
これです。僕もめっちゃ好きなギターで、ウォーレン・デ・マルティーニはこのギターを
「フレンチ」と呼んでいますので、僕もそう呼ぼうと思います。ww
これは僕がトレースして作図したデータです。
で、このギターは実は2016年にボディだけを塗装して完成していました。
それを他所でブログの記事にしていたのを、今回のオーナー様がご覧になり、制作に至ったワケです。
完成していたとはいえ、ジ〜っと見ていると、気に入らないところや、その頃の自分の力のなさなんかが見えて
・・・・これは、そのままでは申し訳ないな〜って思って・・・・
気がつくと、バリバリ塗装をはいでしまってました。
もっとキッチリしたギターにします!
このギターのボディにはスタッドのアンカーが打ち込まれていますので
これをなんとか抜かなくてはいけません。
ん〜どうしようかとネットでアレコレと調べて、いい方法があったので試してみました。
まずはアンカーにピッタリの長いネジを取り付けてます。これはM6のネジです。
「高ナット」って名前らいいですが、ブ厚いナットと、M6のナットとワッシャーです。
それをこんな感じに組み合わせて、長ナットをコンコンと上に打ち付けます。
少しづつアンカーが抜けてきました。
結構簡単にいけて拍子抜けですが、無事にアンカーを撤去!
これでやっとボディの面出しができます。
まずは、最初のギターと同じく、ネジの穴に埋め木をします。
この画像はアンカーを抜く前ですが
2つのボディは角のアールが少し違います。
フレンチの方が角ばっててシャープな感じです。
2本同時に塗った方が効率がいいので、この後はフレンチの面出しをしていきます。
そうそう!思い出したことがあります。
2016年にこのギターを作っていたとき、立ってギターのボディを拭いていたのですが
スルっと手が滑って、ギターを落としてしまいまして、足の親指に直撃したんです・・・
で、親指の骨が折れましたww
めっちゃ痛かったのを思い出しました。
この凶暴なギターは2021年にきっちり落とし前をつけさせようと思います!
つづく