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歯を守る歯科 のりこキッズマム歯科医院      筑紫野市

2013-10-24 | 福岡

「以前歯科で歯をかなり削られた」という言葉を当院でもよく聞きます。

歯は硬組織です。

悪くなった部分=虫歯・・・は、削り取らなければいけません。

どこか皮膚に傷を作った時のように再生しません。

なので、歯は削って治す、が原則になってしまいます・・・。

 

私は祖父、父とは全く縁もゆかりもないところで

更地の状態から開院しましたが、祖父も父も開業歯科医でした。

町の人を診る町医者です。ずっと臨床医で過ごしました・・。

その私の祖父が歯科大学を卒業した頃の時代、昭和10年代・・・

1930年代の治療は、

削って終わり、とか、歯を抜いて終わり、という時代だったのではないでしょうか。

そう考えると現代では、歯を削り取ったり抜いたりしたとしても、

その欠損部分を補う”補綴ホテツ”=銀歯や差し歯、入れ歯を入れる技術が

発達しておりますから、皆さんの歯は再び再生したかのように咬める歯に戻るわけです、

なんと幸運なこと・・・。

そのホテツをするため、銀歯や差し歯を入れるためには、それらの型を採らなければいけません。

そこで、虫歯の悪い部分以上に歯を大きく削らなければいけない場面がでてきます。

便宜的に削ることもありますから、もったいないですよね。

それでも当院では、歯がなるべく残るように、

歯の保存に努めます。

銀歯でもなるべく小さく済むように・・・歯を抜かないで済む方法はないかを

時には患者さんの要望と一緒に検討していきます。

 

しかし、お伝えしておきます!

歯を守る一番のドクターはご自身なのです。

それはご自身が一番、虫歯の早期発見、早期治療に努めることができるからです!

 

これはもう定期検診しかありません。

何故なら皆さんは大体、

「歯が痛んだら歯科に行けばいい、それまでは怖いから先延ばししておこう」

ーと考えておられることが一般的だからです。

確かに歯科にはなかなか足は向きませんよね・・・。

でも、痛みを感じる時点では、

歯は相当な部分が虫歯で侵され、形も無くなってしまいます。

その時点で「先生、歯をそんなに削らないで下さい、なんとか抜かないように・・・」

と言われてもそれはたいへん困難を極めます。

 

虫歯は小さい大きさのうちに、詰め物程度で済むようにしたいものです。

そうすれば、歯を大きく削ることも必要ないのですから。

 

歯に痛みを感じても歯ぐきの痛みだったりすることもありますよ。

小さな違和感を感じたらすぐにご相談下さい。

そして、

歯が痛くなくても定期検診を受けることをお勧めします。

それが一番、歯を守る方法です。

 

つまり、繰り返しますが、

歯を守る一番のドクターはご自身なのです。

 

歯は削ってしまえば終わりです。

爪のように生えてきませんから・・・。

ぜひ!