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虫歯になりたくない、虫歯にしたくない☆その6 筑紫野市原田 のりこキッズマム歯科医院

2017-06-16 | 筑紫野市 小児歯科
学校検診などなどの季節です。
当院でも集団検診を保育園でさせて頂いてます。

集団検診の効果は統計学的には昔よりも虫歯や歯周病を減らす効果は小さくなってきているでしょうが、
集団検診で"虫歯無し"の方々もこの時期には歯科に出向くことを繰り返しお勧めします。

毎年恒例の儀式?ですね。
ライフワークのうち。
そうやってルーティンワークのきっかけにすることで一人一人に予防効果を発揮できます。

さてここでも一人一人に差ができるのは何故でしょうか。

それは一人一人の気質が違うからです。

歯科に限らず検診全般、行く人と行かない人が出てきます。

もちろん歯にもあるように、身体が丈夫、
無症状でそんなもの必要ない、という方々もいらっしゃいます。

しかし、なんともないのに検診にはコツコツ毎年行く、ということが繰り返しやれるタイプの方々もいます。

どこか症状が出たら行く、
「あーもうヤバイところまでキタ!」
というところまで行かない、
いろいろな方々がいます。

例えば、これは診療での話ですが、
こういうケースがあります。

歯周病が酷くてどうしても1つの歯は抜かないといけないところまで来てると説明されると、
できれば抜きたくないと言われ、歯石取りのみで様子をみることになりました。
その代わり歯石取りはこまめに通わないと大変腫れ、痛みます。
しかし、痛みが治まると来られなくなり...。

恐がりさんでいらっしゃるのもありますが、本当に恐いのは痛みが強くなることです...。

そして、間隔は開き年単位になり、痛む時だけ歯石取りを繰り返し、数年後、
その歯は大変な腫れを起こし、痛みも激しくなり、
こうなると麻酔も痛み止めも効きにくくなります。

また、別のケースですが、
とてもお若いのですが歯周病の症状が出ていたのですが、
今後の治療や予防について説明されると、
とても努力され、
痛みがなくても定期的に自主的に歯科へ出向かれ、今では症状が軽減。
それでもまたコツコツ、コツコツ努力を重ねられます。


それは全てそれぞれ人の気質、性格からと言えるでしょう。

集団から個別(個)へ視点を移し、予防を考えるならそういうところをよく見つめていく必要があります。

つまりは歯の疾患が生活習慣病と言われるならば、感情習慣病であるというところを見直すことが大切なのです。

生活習慣病と言われる疾患は大抵"感情習慣病"だと言えないでしょうか?

全身疾患で言うなら、
生活習慣病と言われる疾患の死亡率は
1位がん、2位心疾患、3位脳卒中
と現在言われています。

40代以降は糖尿病、高血圧症、
なども出て来ますね。

これらは元々の身体側の遺伝性のものや身体の強さ弱さは省くとして、生活習慣で予防できるという点にスポットを当てれば、

飲み過ぎ、食べ過ぎ、甘いもの摂りすぎ、塩辛い物食べ過ぎ、身体を動かなさ過ぎ、
眠らない(眠れない、は別とします)、
休息をとらない...

に気をつけましょう、ということです。


それらを起こしてしまう原因は、全部先述の、人間が当たり前に持っているだらしなさ、それは小さなイライラからですよね。

あーやりきれない、もっとこうしたい
(モヤモヤ)、
あーやりたくない(動かない、変えられない)、
あーとりあえずめんどくさい(放棄?)...

そして、楽な方へ楽な方へ自分を逃す。笑

自分で言ってて「って言ってるけど美容室で髪のお手入れのコメントを受けたら?
自分も目をそらすの、あるよね?」とノリツッコミできますが...
生活習慣病イコール感情習慣病と言えませんか?
(繰り返しますが、本人の持つ遺伝性や体質とは別として、です)

感情習慣は人それぞれにあり、
小さなイライラが生じる頻度など
そのボリュームは違います。

生活習慣病の予防はそこから。
一人一人の感情習慣からアプローチして行くことがポイントと考えます。

歯科予防も、それと同じなのです。
日々の臨床、診ていて気づいたことです。