と「生え変わり」でブログ内検索したら、最初の「生え変わり」記事から10年は経っていました。
ここ5年ぐらいは本当に急激に生え変わり難が訪れていまして、
乳歯が生えない、永久歯が生えないという状況が見られています。
野球お茶当番歴15年と、大変忙しかったので今まで時間にも余裕がなくてできませんでしたが、
コロナ禍で患者さんの予約もゆとりをもたせているため、隙間時間で当院に来られた生え変わりの患者さんの症例数の分析をしている最中です。
現代は少子化傾向でいわゆる一人っ子さんが多い時代になりました。
現代の合計特殊出生率(一人の女性が一生で出産する人数) は数年前は1.41人だったのが1.36人になりました。
その傾向とは縁遠いほど当院の近辺のご家族のお子さんには兄弟姉妹がいらっしゃることがほとんどなので、子供さんのデータをとるのに事欠かない場所です。
...と以前も言っていましたが、
その時は他人事でした。
ようやく、
そうだ資料は沢山ある...
自分が何気なく行ってきた保育園検診や診療は、その後ろ側に資料としてデータが沢山残ってきたではないか...!
ということに気づいたため、それを形にしようと思い立ちました。
遅まきながら。笑
加えて、とあるきっかけで自分が感じてることに信憑性を持たせないといけなくなり、その証明としても、まずは資料整理から始めています。
まだ途中ですが、診療をしながら記憶してきた世の中の歯の発育の変遷の状況はなんとか証明できそうです。
詳細についてはまた述べますが、今回の保育園検診で日常生活の貴重なご意見も頂くことができました。
その先生のお話は私が思ってきたことと同じでした。
最近診療中に見られる、
「乳歯が生えない、永久歯が生えない」
とは、とても重大なことです。
きちんと噛めないということになります。
つまり年齢に適した食事が出来ないということ。
それは発育成長を妨げ、また、
噛みにくいことが食への興味を失わせることにつながります。
食べたくないから食べない、好きなものだけ選択して食べれば良いということを許す風潮なのはどうでしょうか。
それは栄養が偏り病気をしやすくなる状況とも言えます。
時短やお子さんのご機嫌とりばかりだと、もしかするとそれはお子さんの健康に影響しているかもしれません。
優しさと甘やかしは別個のものと見つめ直してみることも必要ではないかと感じます。
または、子供さん達に見られている状況は、身体が昔に比べると進化していることと同じかもしれません。
しかしそれは動物的だった時代から見ると退化とも言えるかもしれません。
それらについて何か対策が見つかればいいなと思っています。
生え変わりが気になったら、ご相談下さいね。
小さなことでも大丈夫です。
早めに対応することが大切です。
自分目線のみは自己判断
「このままの歯でいいのかな?とずっと気になってたんです」
とよく言われます。
そんなふうに決心して来られる親御さん達も多いです。
モヤモヤからどうぞ一歩進めて下さい。