鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
ツマグロヒョウモンのオス。
メスは見かけたものの、
写真は撮れなかった。
ヒメウラナミジャノメ
正直なところ、
また~!?って言うほど飛んでいて、
撮るのをスルーしていたんだけれど・・・
ナミテントウがやって来た!
ヒメウラナミジャノメにピントが合うと、
ナミテントウがボケる。
ナミテントウにピントが合うと、
ヒメウラナミジャノメがボケる。
困ったもんだ~。
キアゲハが、畑で給水中?
片方の尾状突起が無くなっていたけれど、
このくらいは、きっとヘッチャラだよね。
カラスアゲハ!
街中では、
そう滅多には逢えない美しい蝶!
このカラスアゲハ、
今までに見た中で、1番美しいかも!
写り込むイノシシ除けの柵が残念。
翅ボロボロのスジグロシロチョウ。
この蝶は、秋まで見られる蝶だけれど、
白い蝶は、春のイメージ。
白い蝶がボロボロになっているのを見ると、
あ~、春が終わったな~って思う。
『里山の虫さんたち その1』って、
まだ続くのか~!?とお思いだろうけれど、
実に、申し訳ない!
まだまだ続きそう・・・デス。
もう少々、お付き合いの程を・・・
カゲロウを見つけた。
あのフタスジモンカゲロウとは違う。
ウエノヒラタカゲロウのようだ。
もちろん、そんな名前の虫は初めて。
このカゲロウの幼虫たちは水中で過ごす。
そのため水質調査の指標生物になっていて、
ある意味、幼虫の方が人気のようだ。
あ、そう言えば・・・
『カゲロウって蟻地獄のでしょ!?』
そういうことを言う方がいらっしゃる。
あれは、ウスバカゲロウの幼虫。
ウスバカゲロウは、アミメカゲロウ目。
このウエノヒラタカゲロウや、
フタスジモンカゲロウは、カゲロウ目。
全くの別物。
カゲロウ目の幼虫は、水の中で暮らす。
車の窓に何かが飛んで来て止まった。
見たことのない1cm程の虫さん。
コカクツツトビケラだった。
トビケラと言う虫の名のは、
聞いたことはあったけれど、
見るのは初めて!
この幼虫も川の中で生息し、
落ち葉や藻類を食べて育つらしい。
そしてその幼虫が、
砂粒や落ち葉で四角柱の巣を造るのが、
『角筒』の名前の由来。
河川上流部には、
『大角筒』と言うのもいるそうだ。
このコカクツツトビケラや、
ウエノヒラタカゲロウに、
フタスジモンカゲロウ、
こう言った昆虫に逢えるのも、
この里山に清い流れがある証拠だろう。
ちっちゃなヒシバッタ。
ツチイナゴは、丸々と太って・・・(笑)
バッタさんたち、
あっちこっちでピョンピョン跳ねてた。
ジョウカイボンは、良く見かけた。
これも、ジョウカイボンの仲間、
セボシジョウカイ。
体長1cm程しかない。
首のあたりにある黒★がチャームポイントね。
ヤマトシリアゲも多かった。
でも、なかなかオスと逢えない。
あるヤマトシリアゲが変な動きをしていた。
両翅をグルグルと回転させていた。
動画で撮れば良かったな~。
オスがメスにアピールしているのか?
と思ったら・・・
メスだった。
何していたんだろ~?
単なるストレッチ?
帰り間際に、やっとオスに出逢った。
サソリのシッポみたいな腹部先端が特徴。
肉食のヤマトシリアゲ、
オスはメスに餌をプレゼントして、
メスがそれを食べている隙に、
まんまと手籠めにしてしまう。
なんちゅうやっちゃ~!
あ、さっきのメス、
もしかしたら・・・
「アタシここよ~! ご飯ちょうだ~い!」
とでも言っていたのだろうか?
最初に出逢ったのは・・・
オオホシオナガバチのオス、たぶん・・・
メスには、長~い産卵管がある。
今回、メスには逢えなかった。
残念!
なぜ、たぶん・・・ か、と言うと・・・
あんまり星(黒い斑紋)がハッキリしない。
ネットの写真を見ていたら、
どうもメスの方が、
星がハッキリしているような気がする。
ちっちゃな可愛い蜂さん。
ヒメハナバチの仲間だろうと思うけれど、
お名前不明。
おっと、足長蜂!
セグロアシナガバチ
ちょっと危ないお方だけれど、
カッコいい!
ちょっと遠くて、写りが悪いけれど・・・
たぶん、クロムネハバチ。
先っちょだけが白い触角を、
ピコピコさせながら歩いていた。
ただ、それが問題!
触角の先っちょが白いのは、メスだけ?
それともオスだけ?
記載がない図鑑もある。
人によって、マチマチなのよ~。
片っ端から眺めたら、
メスだけと言う記載が多かったけれど、
よく、わからん・・・
クロマルハナバチ
追記:コマルハナバチのメスの可能性あり
もうちょっと近くに来てくれないかな。
来た~!
でも、お仕事に夢中で顔見せてくれない。
まあ、その茶色いお尻が、
チャームポイントなんだけれどね。
お尻が見えないと、ただの黒い蜂だもん。
ここからは、4月末の写真。
危うく在庫虫になりそうだったので、
ここにブッ込むことに・・・(笑)
コマルハナバチ・・・ よね?
全身金色のモッフモフの毛で覆われて、
可愛いこと、この上なし!
追記:金色モッフモフはオスのみ
こちらのオレンジ色のモッフモフは、
トラマルハナバチかな?
やっと顔出した~!
ちょっと羽音は大きくて、
ドキッとさせられるけれど、
優しい花蜂さん。
あと数種撮っていたはずだけれど、
どこへ行ってしまったか、
わからなくなっちゃった~!
まあ、そのうち、
ヒョコッと出て来るんだろうな~。
前回もお逢いしたホソオビヒゲナガくん。
こんな風にその長い触角まで撮ろうとすると、
せっかくの美しいボディが、
小っちゃくしか撮れない。
今回は、触角無視して・・・
うん、綺麗!
翅先は、まるで金箔を散らしたよう。
シロモンノメイガ
黒地に白い水玉模様がキュート。
カバオオフサキバガ
なんとも美味しそうな色にこんがり・・・(笑)
ヒメマダラエダシャクだと思う。
クロマダラエダシャクとか、
ユウマダラエダシャクとか、
良く似たのが多くて、紛らわしい。
ちっちゃなちっちゃなトリバガの仲間。
ヒルガオトリバかな~?
優しい色合いの蛾がいた。
誰だろ~?
ウラベニエダシャクではないかと推測。
ここからは、
ただ逢ったと言うだけ程度の写真(笑)
遠すぎやら、ピンボケやらで、お名前不明。
せっかく目の前に止まったけれど、
一瞬の出来事で、かろうじての1枚。
グレーの蛾、見っけ!
お名前、判りそうで、判らない。
お次は、白い蛾!
こんな感じの白っぽい蛾も、
とても種類が多くて、
この写真では特定は無理。
最後の蛾は、すでに息絶えていた。
そんなに翅や体は傷んでいない。
寿命だったのかな~?
ミッションと言うのも大袈裟だけれど、
4月にこの里山を徘徊した折、
ちゃんと撮影出来なかった虫さんを、
再び見つけ出し、そして撮る!
ま、そう言う事デス。
確か、三つほど宣言していたかと・・・
里山のラスボス、ゴホントゲザトウムシ。
天女のようだったフタスジモンカゲロウ。
玉虫色に輝くアカガネサルハムシ。
アカガネサルハムシは、
見つけ出すことは叶わなかったけれど、
残りのふたつはクリア出来た。
では、ゴホントゲザトウムシから・・・
前回とほぼ同じ場所で見つけた。
同じ個体だろうか?
背中にある赤い小さな5本のトゲが、
そのまんまお名前になっている。
五本棘座頭虫、
非常に分かりやすいお名前。
でも、それがトゲなのかどうか、
肉眼では良く分からない。
真横からの写真を拡大すると・・・
トゲと言えばトゲだね~と確認できる。
ゴホントゲザトウムシは、
クモガタ綱ザトウムシ目マザトウムシ科。
虫とは呼ばれているけれど、昆虫ではない。
本州(神奈川県以西)から、
四国、九州、対馬に分布。
幼体で越冬し、
成体が姿を現すのは、5月から7月。
ボディの大きさは約1cm。
座頭虫の中では、大型だけれど、
脚は、座頭虫としては短めらしい。
個人的には、可愛いとは思えないけれど、
まあ、珍しいモノを拝めた!
と、言うところかな。
お次は、フタスジモンカゲロウ。
前回は、私の頭よりも高い所にいて、
まともに撮ることが出来なかったけれど、
今回は目の高さにいてくれた。
クリクリの黒い目が可愛い。
オスの方が目が大きいらしい。
成虫は、透明の翅に黒い筋が目立つ。
実は今回、とても後悔したことが・・・
別のフタスジモンカゲロウを見つけた。
翅が透明ではなく、
全体に白っぽくて、なんか弱々しい。
羽化仕立ての成虫なんだろうと思った。
ところが、あとで調べていて、
このカゲロウたちの独特な生態を知った。
カゲロウ目の幼虫は水中で生活し、
何回もの脱皮を行い成長。
蛹にはならないまま羽化。
羽化したものは亜成虫と呼ばれる。
この亜成虫は、飛び立って後、
別の場所で改めて脱皮を行い、
そこで初めて真の成虫になる。
亜成虫は成虫とほぼ同形であるが、
翅が不透明であるなどの違いが見られ、
性的には未成熟。
翅が伸びた後に脱皮する昆虫は他にいない。
つまり、この2匹目は、
亜成虫だったのでは?ってこと。
帰り間際に見つけた3匹目。
地面近くの草にしがみついていた。
朝見た2匹目より、
しっかりしているな~と思った。
翅にも透明感が出てきているし・・・
朝見た2匹目が、
時間が経ってこうなったのかも、
とも思った。
でも、たぶんこの個体は、
亜成虫が脱皮した直後の成虫!
写真を撮っている時には、
全く気付かなかった。
葉っぱの下に、
白い脱皮殻らしきモノがあることに・・・
あ~、なんという不覚!
翅が伸びた後に脱皮する昆虫は他にいない。
この貴重な瞬間を、
見ることが出来たのかも知れないのに、
その生態を知らなかったばっかりに、
残念なことをしてしまった。
あ~あ、
ミッションふたつクリア出来たと思ったら、
また新たなミッションが・・・