おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

MUSIMUSI 2021/05/04 ⑥ 里山の蝶たち

2021年05月11日 10時53分06秒 | 虫さん

ツマグロヒョウモンのオス。
メスは見かけたものの、
写真は撮れなかった。





ヒメウラナミジャノメ

正直なところ、
また~!?って言うほど飛んでいて、
撮るのをスルーしていたんだけれど・・・


ナミテントウがやって来た!


ヒメウラナミジャノメにピントが合うと、
ナミテントウがボケる。


ナミテントウにピントが合うと、
ヒメウラナミジャノメがボケる。

困ったもんだ~。





キアゲハが、畑で給水中?
片方の尾状突起が無くなっていたけれど、
このくらいは、きっとヘッチャラだよね。





カラスアゲハ


街中では、
そう滅多には逢えない美しい蝶!


このカラスアゲハ
今までに見た中で、1番美しいかも!


写り込むイノシシ除けの柵が残念。





翅ボロボロのスジグロシロチョウ

この蝶は、秋まで見られる蝶だけれど、
白い蝶は、春のイメージ。
白い蝶がボロボロになっているのを見ると、
あ~、春が終わったな~って思う。








MUSIMUSI 2021/05/04 ⑤ 里山の虫さんたち その1

2021年05月10日 15時08分51秒 | 虫さん
『里山の虫さんたち その1』って、
まだ続くのか~!?とお思いだろうけれど、
実に、申し訳ない! 
まだまだ続きそう・・・デス。
もう少々、お付き合いの程を・・・






カゲロウを見つけた。
あのフタスジモンカゲロウとは違う。



ウエノヒラタカゲロウのようだ。
もちろん、そんな名前の虫は初めて。



このカゲロウの幼虫たちは水中で過ごす。
そのため水質調査の指標生物になっていて、
ある意味、幼虫の方が人気のようだ。

あ、そう言えば・・・
『カゲロウって蟻地獄のでしょ!?』
そういうことを言う方がいらっしゃる。
あれは、ウスバカゲロウの幼虫。
ウスバカゲロウは、アミメカゲロウ目
このウエノヒラタカゲロウや、
フタスジモンカゲロウは、カゲロウ目
全くの別物。
カゲロウ目の幼虫は、水の中で暮らす。



車の窓に何かが飛んで来て止まった。



見たことのない1cm程の虫さん。
コカクツツトビケラだった。
トビケラと言う虫の名のは、
聞いたことはあったけれど、
見るのは初めて!

この幼虫も川の中で生息し、
落ち葉や藻類を食べて育つらしい。
そしてその幼虫が、 
砂粒や落ち葉で四角柱の巣を造るのが、 
『角筒』の名前の由来。
河川上流部には、
『大角筒』と言うのもいるそうだ。

このコカクツツトビケラや、
ウエノヒラタカゲロウに、
フタスジモンカゲロウ
こう言った昆虫に逢えるのも、
この里山に清い流れがある証拠だろう。






ちっちゃなヒシバッタ



ツチイナゴは、丸々と太って・・・(笑)



バッタさんたち、
あっちこっちでピョンピョン跳ねてた。






ジョウカイボンは、良く見かけた。





これも、ジョウカイボンの仲間、
セボシジョウカイ


体長1cm程しかない。


首のあたりにある黒★がチャームポイントね。





ヤマトシリアゲも多かった。
でも、なかなかオスと逢えない。




あるヤマトシリアゲが変な動きをしていた。


両翅をグルグルと回転させていた。


動画で撮れば良かったな~。
オスがメスにアピールしているのか?
と思ったら・・・


メスだった。
何していたんだろ~?
単なるストレッチ?




帰り間際に、やっとオスに出逢った。
サソリのシッポみたいな腹部先端が特徴。

肉食のヤマトシリアゲ
オスはメスに餌をプレゼントして、
メスがそれを食べている隙に、
まんまと手籠めにしてしまう。
なんちゅうやっちゃ~!

あ、さっきのメス、
もしかしたら・・・
「アタシここよ~! ご飯ちょうだ~い!」
とでも言っていたのだろうか?







MUSIMUSI 2021/05/04 ④ 里山の蜂たち

2021年05月09日 19時58分43秒 | 虫さん
最初に出逢ったのは・・・


オオホシオナガバチのオス、たぶん・・・


メスには、長~い産卵管がある。
今回、メスには逢えなかった。
残念!


なぜ、たぶん・・・ か、と言うと・・・
あんまり星(黒い斑紋)がハッキリしない。
ネットの写真を見ていたら、
どうもメスの方が、
星がハッキリしているような気がする。







ちっちゃな可愛い蜂さん。
ヒメハナバチの仲間だろうと思うけれど、
お名前不明。






おっと、足長蜂!


セグロアシナガバチ



ちょっと危ないお方だけれど、
カッコいい!







ちょっと遠くて、写りが悪いけれど・・・



たぶん、クロムネハバチ


先っちょだけが白い触角を、
ピコピコさせながら歩いていた。



ただ、それが問題!
触角の先っちょが白いのは、メスだけ?
それともオスだけ?
記載がない図鑑もある。
人によって、マチマチなのよ~。
片っ端から眺めたら、
メスだけと言う記載が多かったけれど、
よく、わからん・・・






クロマルハナバチ
追記:コマルハナバチのメスの可能性あり


もうちょっと近くに来てくれないかな。


来た~!
でも、お仕事に夢中で顔見せてくれない。


まあ、その茶色いお尻が、
チャームポイントなんだけれどね。


お尻が見えないと、ただの黒い蜂だもん。





ここからは、4月末の写真。
危うく在庫虫になりそうだったので、
ここにブッ込むことに・・・(笑)





コマルハナバチ・・・ よね?


全身金色のモッフモフの毛で覆われて、
可愛いこと、この上なし!
追記:金色モッフモフはオスのみ









こちらのオレンジ色のモッフモフは、
トラマルハナバチかな?



やっと顔出した~!




ちょっと羽音は大きくて、
ドキッとさせられるけれど、
優しい花蜂さん。





あと数種撮っていたはずだけれど、
どこへ行ってしまったか、
わからなくなっちゃった~!
まあ、そのうち、
ヒョコッと出て来るんだろうな~。







MUSIMUSI 2021/05/04 ③ 里山の蛾たち

2021年05月08日 11時17分53秒 | 虫さん

前回もお逢いしたホソオビヒゲナガくん。
こんな風にその長い触角まで撮ろうとすると、
せっかくの美しいボディが、
小っちゃくしか撮れない。
今回は、触角無視して・・・


うん、綺麗!
翅先は、まるで金箔を散らしたよう。





シロモンノメイガ
黒地に白い水玉模様がキュート。




カバオオフサキバガ
なんとも美味しそうな色にこんがり・・・(笑)




ヒメマダラエダシャクだと思う。
クロマダラエダシャクとか、
ユウマダラエダシャクとか、
良く似たのが多くて、紛らわしい。




ちっちゃなちっちゃなトリバガの仲間。
ヒルガオトリバかな~?




優しい色合いの蛾がいた。


誰だろ~?


ウラベニエダシャクではないかと推測。





ここからは、
ただ逢ったと言うだけ程度の写真(笑)
遠すぎやら、ピンボケやらで、お名前不明。




せっかく目の前に止まったけれど、
一瞬の出来事で、かろうじての1枚。




グレーの蛾、見っけ!


お名前、判りそうで、判らない。





お次は、白い蛾!



こんな感じの白っぽい蛾も、
とても種類が多くて、
この写真では特定は無理。




最後の蛾は、すでに息絶えていた。


そんなに翅や体は傷んでいない。
寿命だったのかな~?






MUSIMUSI 2021/05/04 ② 里山の虫さんミッション、ふたつクリア!

2021年05月07日 14時30分00秒 | 虫さん
ミッションと言うのも大袈裟だけれど、
4月にこの里山を徘徊した折、
ちゃんと撮影出来なかった虫さんを、
再び見つけ出し、そして撮る!
ま、そう言う事デス。

確か、三つほど宣言していたかと・・・
里山のラスボス、ゴホントゲザトウムシ
天女のようだったフタスジモンカゲロウ
玉虫色に輝くアカガネサルハムシ

アカガネサルハムシは、
見つけ出すことは叶わなかったけれど、
残りのふたつはクリア出来た。




では、ゴホントゲザトウムシから・・・




前回とほぼ同じ場所で見つけた。
同じ個体だろうか?




背中にある赤い小さな5本のトゲが、
そのまんまお名前になっている。
五本棘座頭虫
非常に分かりやすいお名前。
でも、それがトゲなのかどうか、
肉眼では良く分からない。




真横からの写真を拡大すると・・・



トゲと言えばトゲだね~と確認できる。




ゴホントゲザトウムシは、
クモガタ綱ザトウムシ目マザトウムシ科。
虫とは呼ばれているけれど、昆虫ではない。
本州(神奈川県以西)から、
四国、九州、対馬に分布。
幼体で越冬し、
成体が姿を現すのは、5月から7月。




ボディの大きさは約1cm。
座頭虫の中では、大型だけれど、
脚は、座頭虫としては短めらしい。

個人的には、可愛いとは思えないけれど、
まあ、珍しいモノを拝めた!
と、言うところかな。




お次は、フタスジモンカゲロウ



前回は、私の頭よりも高い所にいて、
まともに撮ることが出来なかったけれど、
今回は目の高さにいてくれた。



クリクリの黒い目が可愛い。
オスの方が目が大きいらしい。



成虫は、透明の翅に黒い筋が目立つ。

実は今回、とても後悔したことが・・・

別のフタスジモンカゲロウを見つけた。



翅が透明ではなく、
全体に白っぽくて、なんか弱々しい。



羽化仕立ての成虫なんだろうと思った。



ところが、あとで調べていて、
このカゲロウたちの独特な生態を知った。

カゲロウ目の幼虫は水中で生活し、
何回もの脱皮を行い成長。
蛹にはならないまま羽化。
羽化したものは亜成虫と呼ばれる。
この亜成虫は、飛び立って後、
別の場所で改めて脱皮を行い、
そこで初めて真の成虫になる。
亜成虫は成虫とほぼ同形であるが、
翅が不透明であるなどの違いが見られ、
性的には未成熟。
翅が伸びた後に脱皮する昆虫は他にいない。

つまり、この2匹目は、
亜成虫だったのでは?ってこと。

帰り間際に見つけた3匹目。


地面近くの草にしがみついていた。
朝見た2匹目より、
しっかりしているな~と思った。
翅にも透明感が出てきているし・・・
朝見た2匹目が、
時間が経ってこうなったのかも、
とも思った。



でも、たぶんこの個体は、
亜成虫が脱皮した直後の成虫!

写真を撮っている時には、
全く気付かなかった。
葉っぱの下に、
白い脱皮殻らしきモノがあることに・・・

あ~、なんという不覚!
翅が伸びた後に脱皮する昆虫は他にいない。
この貴重な瞬間を、
見ることが出来たのかも知れないのに、
その生態を知らなかったばっかりに、
残念なことをしてしまった。

あ~あ、
ミッションふたつクリア出来たと思ったら、
また新たなミッションが・・・