お休みの昨日は梅田阪急で開催されている『文楽の世界展』を見に行ってきました。
美しい人形の数々。芸術品です。
物語を語る太夫が使う本。手書きでこれまた芸術品だーー。
三味線。大きくて太くて重そうです。象牙のバチが厚いー。またまた芸術品!!
太夫と三味線が座る高座。
いつかここにかぶりつきで文楽三味線聞きたいー。
この展示は梅田阪急9Fで開催されてます。入場無料!!
場内には舞台が作られていて、なんと1日2回ほどミニ公演があります。
私が行った時は終わっていた、、。残念でした~。
通常は伝統芸能の人形浄瑠璃文楽を観ることができるのは、
大阪日本橋にある国立文楽劇場。
子供の頃から邦楽を習っていた関係で、
演奏会の会場として何度もその舞台には上がったことがあるものの、
肝心の文楽を一度も観劇したことがありません。
なんとなく興味はあって、いつかこの世界に触れたいとは思ってたんだけど、、。
中でも私がいちばん心惹かれるのはその中で使われる太棹三味線の音色で、
低くて太い、ずしんと響く大きな音がたまらなくカッコイイのです。
一本の糸を弾いただけで、周囲の空気がぴしっと整う感じが、
その迫力だとか音の重さが、とにかく好みなのです。
体験教室とかあったら習ってみたいなーー。
数年前には大阪で知事をしていた橋下氏が、補助金打ち切りをぶち上げて大変な騒ぎになった文楽。
伝統芸能や街の歴史文化を大切にできない国に未来なんてないと思うよ。
安藤忠雄が逃げた新国立競技場問題もまた然り…。
ザハ案を選んだ理由が未来志向とか斬新さとか、世界に与えるインパクトとか。
そんなんどうでもいいし(><)。
川内原発も動こうとしてるし、集団的自衛権の問題もあれもこれもが
もうすぐ死にゆくええ歳した権力に取り憑かれたおっさんたちの密室の話し合いで進んでる。
ほんまに老害もはなはだしいやん。
せめて国民投票にしてくださいー。
とはいえ文楽会では救われるニュースもあって、
日本財団が出資して、にっぽん文楽プロジェクトが動き出しました。
http://www.nippon-foundation.or.jp/what/spotlight/culture_sports/video/
3月には六本木ヒルズで文楽が開催されて大盛況だったみたい。
伝統芸能も、ひとつの箱の中でお客さんを待つだけでなく、
こうして野外でお弁当食べながら楽しめるとぐっと身近になるもんね。
この野外での取り組み。2020年まで東京と大阪で開催を予定しているみたいです。
公演スケジュールの発表を楽しみにしていようー☆