認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

脳を活性化させる「生活習慣」の構築 (その3  B-16)

2014-07-15 | 楽しくて意欲が湧いてくる生活と脳の活性化

     

   足し算と 引き算をして 昼寝して

     夕食前に 水戸の黄門

                      By kinukototadao

 

○ 「アルツハイマー型認知症」の正体は「生活習慣病」なのです

一般的な意味で「生活習慣病」とは、私たちの日々の暮らし方、「生活習慣」(life style)が要因となって発生する様々な疾病を指すための概念で、高血圧や脂質異常症や糖尿病等が代表的な生活習慣病とされています。但し、このブログで「アルツハイマー型認知症」の発病原因(発病させる要因)として取り上げて言う「生活習慣」とは、食事のとりかたや、水分のとりかたや、或いは喫煙/非喫煙の習慣のことではないのです。赤ワインを夕食時にたしなんでいるとかいないとか、ココアを好んで飲むとか飲まないとか、DHAとかが多く含まれている青魚をよく食べるとか食べないとか、そんなことではないし、そんなことは「アルツハイマー型認知症」の予防とは何の関係もないことなのです。肝心の「因果関係」が立証されていないので、全くの「たわごと」に過ぎないのです。

私たちが声を大にして高齢者である皆さんに言いたいのは、「前頭葉」をその司令塔として、「左脳」や「右脳」や「運動の脳」をどのような「テーマ」の下でどのような使い方をどの程度するのか、或いはしないのかという視点での日々の脳の使い方としての「生活習慣」こそが発病の予防又は発病と或いは症状の回復又は更なる進行と直接の因果関係があるのだということなのであって、そうした脳の使い方としての「生活習慣」にこそ関心を寄せて、注意していただきたいということなのです。

    

ところで、「アルツハイマー型認知症」というタイプの認知症は、世界中の医師や学者や製薬会社の研究者達を含む所謂認知症の専門家と言われる人達から、「原因が不明で、治らない病気」であり、「発病を予防する方法もない病気」とまで言われ続けてきているのです。然も、相当な権威が有る人達や機関が言い続けてきているので、誰もがそれを疑わず、逆に信じ切っている状態なのです。日本中が、最果ての名もない小さな島に住む人達までもが、内容が根本的に間違っているにもかかわらず信じ切っていて、権威があるがためにその誤った主張に汚染され、毒されてしまっているのです。

誰もが、「アルツハイマー型認知症」は原因不明で治らない病気、更には発病を予防できない病気だと信じ込んでいて、「介護」しか対応する道がないと考えているのです。地方及び中央の政治家も官僚もそうなのです。その結果として、世界に冠たる「介護保険制度」を有していながら、その費用は、発病の予防や早期の段階(私たちの区分で言う、「小ボケ」及び「中ボケ」の段階)で見つけて正常なレベルに脳の機能を回復させる(治す)ためには全く使用されていないのが実情なのです。認知症の専門家とされる医師達は、回復させることがもはや困難な末期の段階である「大ボケ」の段階の症状が確認されるようになって初めて、「アルツハイマー型認知症」と診断する結果、「介護」するしか他に方法がなくなってしまっているのです。

発病の予防とか、本当の意味での早期診断には目を全く向けないでいて、介護するしかない「大ボケ」の段階で見つけているのが医療現場の実態なのです。「早期診断」と銘打ちながら実際には、「大ボケ」の段階で見つけて、「治すことはできないが症状の更なる進行を遅くさせる効果が期待できるケースも有る」などと言って、私たちの考え方からすればその効果に疑問のある薬を処方しているだけなのです(ここを「クリック」してください)。

    

そうした困難な状況の下で、私たちは、1995年以来日本全国440を超える市町村での「アルツハイマー型認知症」の発病の予防と早期の段階での発見による回復とを目的として、市町村の保健師さんが中核となり地域住民と協働して展開する「地域予防活動」の実践を地道に指導してきました。そうした体験と実績に基づき集積してきた私たちの「脳機能データ」に裏打ちされた経験則に照らして言えば、「アルツハイマー型認知症」と言うタイプの認知症は、日々の「脳の使い方」という視点からの「生活習慣病」に過ぎないのです。

アミロイド・ベータ説とか、タウ・蛋白説とか、脳の委縮説とかは、因果関係を証明できていないばかりか、原因と結果とを取り違えている単なる仮説にすぎないのです。こうした学説は、それなりの権威は有るのですが、内容が無いと言うしかないのです(主張内容自体が誤りであり、且つ因果関係の証明もなく、主張の根拠となるデータも無いのです)。

    

「アルツハイマー型認知症」を発病した高齢者が、認知症を何年間も患っている状態の下で、徐々に症状が進行していき、私たちの区分で言う「軽度認知症」(小ボケ)に始まって、「中等度認知症」(中ボケ)の段階を経て、末期の段階である「重度認知症」(大ボケ)の段階になってもなお身体が持つ為に更に何年間も「大ボケ」の状態が続いて、他の何らかの病気が原因で死亡した人達の脳を解剖した場合の「解剖所見」で確認される脳の状態に惑わされているだけなのです。

「解剖所見」に言う「老人斑」や「神経原線維変化」や「脳の委縮」の姿や形からくる衝撃が大きすぎて、それにとらわれ過ぎていて、何か特別の原因が有るはずという彼らの強過ぎる思い込みが、「生活習慣病」という極めて単純なからくりであるにすぎない「アルツハイマー型認知症」発病の真のメカニズムを見落とさせる結果になってしまっているのです。そもそも「脳」という器官は、形が問題なのではなくて、その働き具合が肝心なのです。その働き具合を異常なレベルに落とし込んでいる真の犯人は、第二の人生を謳歌するどころか、「時間が有り余るほど有るのにすることが無い」と叫んでは昼寝ばかりしている、60歳を超える年齢の「高齢者」達の日々の脳の使い方としての「生活習慣」なのです。

何度も繰り返して言いますが、「アルツハイマー型認知症」と言うタイプの認知症は、「前頭葉」(前頭前野のことを言うものとする。以下、同じ)を含む脳の日々の使い方としての「生活習慣」、生き甲斐なく、趣味なく、交友なく、運動もせず、目標もない、ナイナイ尽くしの「単調な生活」と言う脳の使い方としての「生活習慣」が発病を惹き起こす直接の原因であり、或いは症状を重症化させる直接の原因なのです。但し、日々の脳の使い方としての「生活習慣」が直接の原因で発病する「アルツハイマー型認知症」(晩発型、或いは老年性アルツハイマー病とも呼ばれます)は、60歳を超える年齢の「高齢者」のみを対象として発病するという特徴があります(実態を多数及び詳しく調査し評価してみれば、認知症全体の90%以上を、この廃用性のアルツハイマー型認知症が占めていることが分かるのです。皆さんが普段お目にかかるのは、ほとんどがこのタイプの認知症なのです)。このことは極めて重要な事実なのです(ここを「クリック」してください)。

    

これと似て非なるものに、「アルツハイマー病」というタイプの認知症があります。早いケースだと30歳代から、遅いケースでも50歳代までの若い年齢で発病する「アルツハイマー病」(若年性アルツハイマー病とも呼ばれます)は、生まれつき数種類の遺伝子に異常が確認される人だけを対象として発病する極めてまれな認知症なので(認知症全体の1~2%を占めるに過ぎません) 、両者を混同しないよう注意してください。発病のメカニズム(原因)も、発病後の症状の進行速度も、予防や治療の可能性という点でも両者は全く異なるものなのです。

両者が似ているのは、死後に脳を解剖した時の「解剖所見」が似ているというだけなのです。その場合にも、「アルツハイマー型認知症」の場合は、末期の段階である「重度認知症」の段階の症状が確認されるようになって更に何年間も生きた人の解剖所見の場合だということに注意が必要です。

    

加齢が原因で膝の筋肉が徐々に衰えてきた60歳を超える年齢のお年寄りが、しばらくの間歩くことを怠っていると、家の前のちょっとした坂道さえ歩くのに苦労するようになることについては、皆さんも体験的にご存じのことでしょう。実は、脳全体の司令塔の役割を担っている「前頭葉」についても同じようなことが言えるのです。

「前頭葉」を含む「脳の機能データ」の年齢別の推移の解析により、私たちが最初に発見し「正常老化の性質」と名付けている内在的な性質、すなわち、「前頭葉」が比較的に良く活性化されるような生活習慣を維持していても、「前頭葉」には加齢とともにその働きが緩やかではあるが直線的に衰えていくという性質が存在しているのです。

そのため、60歳を超える年齢の「高齢者」が(発病の「第一の要件」)、何かを「キッカケ」にして、「前頭葉」の出番が極端に少ないような生活をしていると、言い換えると、生き甲斐なく、趣味なく、交友なく、運動もせず、目標もない、ナイナイ尽くしの「単調な生活」の下で日々を過ごしていると(発病の「第二の要件」)、第一の要件と第二の要件とが重なり合うことによるその相乗効果によって、「前頭葉」の働きが加速度的に衰えていくことになるのです(ここを「クリック」してください)。

それまでは正常なレベルにあった「前頭葉」の機能が加速度的に衰えていき、異常なレベルに機能が衰えたところに待っているのが「アルツハイマー型認知症」というタイプの認知症の発病なのです。

    

○ 「段階的症状」を示すのが「アルツハイマー型認知症」の特徴

発病したばかりの最初の段階を私たちは、「軽度認知症」(小ボケ)と呼び、次の段階を「中等度認知症」(中ボケ)、最後の段階である末期の段階を「重度認知症」(大ボケ)と呼んで区分しています。認知症の専門家とされる学者達も研究者達も医師達も、「アルツハイマー型認知症」の症状の段階区分をしないのですが、三段階からなる私たちのこの区分には、極めて重要な意味が有るのです。「小ボケ」は正常なレベルに脳の機能を回復させることが容易であり、「中ボケ」は回復させることが未だ可能であり、「大ボケ」は回復させることがもはや困難だからです。

「アルツハイマー型認知症」は、症状が、何年もかけて徐々に次第に重いものになっていく(然も上述のように段階的に進行していく)ことが特徴なのです(ここを「クリック」してください)。本当の意味での早期の段階(私たちの区分で言う「小ボケ」と「中ボケ」の段階)の間に見つけて「脳のリハビリ」を実施することにより「前頭葉」を含む脳の機能を正常なレベルに回復させる機会を失ってしまうと、何らかの他の病気を発病して死を迎えることになるまでその間ずっと、症状が徐々にではあるものの進行し続けていくことになるのです。

そして、「大ボケ」の段階にまで症状が進んでしまったお年寄りを家族が介護していると、家族も共倒れになってしまうのです。「家族介護」という言葉に美談的な要素を求める風潮は、極めて危険です。介護する側の人達、特に介護する「家族の人生」と言う視点にもっと目を向けるべきだと思うのです。

     

○ 「アルツハイマー型認知症」の発病を予防する脳の使い方

「アルツハイマー型認知症」が「生活習慣病」であるということは、「アルツハイマー型認知症」を予防するには(「前頭葉」を含む脳の働きを正常なレベルに保ち続けるには)、脳の使い方という視点での「普段の生活習慣」が決め手になるということでもあるのです。発病自体を予防する上での決め手になる「生活習慣」とは、私たちが「前頭葉」の三本柱の機能と名付けている「意欲」、「注意の集中力」及び「注意の分配力」の機能の出番が出来るだけ多くなるような生活を自分なりに工夫し構築して、「前頭葉」の働きを活発にしてやる「日々の脳の使い方」としての「生活習慣」を実践することなのです。

脳全体の司令塔としての「前頭葉」の働きの中核的なそれは、自分の置かれている状況を判断し、状況に沿ったテーマを思いつき、テーマを実行する内容と手順を計画し、実行した場合の結果をシミュレーションし、シミュレーションに基づいて実行すべき内容や手順を選択し、選択した結果に基づいて脳の各部(左脳や右脳や運動の脳)に対し必要な指令を出すという一連の作業を行うことなのです。この一連の作業を一定の機能レベル以上で実行するには、一定の機能レベル以上の「認知機能」の発揮が要求されることになります。その認知機能の発揮レベルを支える基礎となる働きを担っているのが、「前頭葉の三本柱」と言うことなのです。

     

○ 脳を活性化させる「生活習慣」とは

ところで、「脳を使う」と言うと皆さんは直ぐに「左脳」を使う(仕事や勉強をする)イメージをお持ちだと思いますが、仕事とは無縁になる第二の人生では、「アルツハイマー型認知症」を予防するための「脳を活性化」させるエース・ピッチャーは、実は「右脳」なのです。

皆さんは、「時間が、あっという間に経ってしまう体験、またやりたくなるような楽しい体験」をいくつもお持ちでしょう。こんな時間こそ、脳全体が極めて活性化している、イキイキと働いている時間なのです。脳全体の司令塔の役割をしている「前頭葉」の働きを活発にするのに最も効果的な方法は、「右脳」をしっかり使う生活、趣味や遊びや人づきあいをしっかり「楽しむ生活」を、自分なりのやり方で実践すること、それ以外の方法はないのです。

「前頭葉」の三本柱の機能に力があり、余力がある年齢が若い頃は、どんな辛いことにも耐えられるのです。楽しくなくても、嫌なことでも頑張ってやり通せるのです。60歳を超えた年齢の「高齢者」として第二の人生を歩んでいる皆さんには、そうした力も余力もないのです。辛いこと、楽しくないこと、嫌なことをやっていると、「意欲」が萎えてしまうのです。注意の集中が効かないのです。注意の分配力の機能の回転が落ちてしまうのです。そうした状況や日々が続いていると、「意欲」の機能が衰えてしまうのです。「注意の集中力」の機能が衰えてしまうのです。「注意の分配力」の機能の回転が落ちてしまうのです。その挙句に、何事にも「意欲」が出てこなくなって、何をしていても注意の集中力が発揮できなくなって、複数のことを同時にすることなんかどこかに置き忘れた状態になってしまって、ナイナイ尽くしの「単調な生活」が始まることになるのです。

    

 「趣味や、遊びや、人づきあい」などを自分なりに楽しむことで、自分なりに目標や喜びや生き甲斐があり、意欲が湧いてくるような毎日を過ごすことが、「前頭葉」を含む脳全体の働き具合を正常なレベルに保つ、言い換えると「アルツハイマー型認知症」の発病を予防することになるのです。

趣味や遊びや人づきあいといった「右脳」重視の生活が、「前頭葉」の三本柱の機能である、「意欲」、「注意の集中力」及び「注意の分配力」の機能の出番を増やし、働きを活性化させることになり、脳全体の機能が正常レベルに維持されることになるのです。

趣味や遊びや人付き合いが苦手な人は、「運動の脳」を使うことが脳を活性化させる上で意外と効果的なのです(ここを「クリック」してください)。「左脳」を使うテーマも勿論あっていいのですが、皆さんが思っている程の効果は実はありません。「第二の人生」を送っているということは、「仕事」はもうテーマにならないのです。「勉強」があるじゃあないかという人がいるかと思いますが、勉強が好きで好きで、食事をするのも忘れて、勉強に熱中した経験があるような人は、恐らく極く少数派だと思うのです。ましてや60歳を超えた「高齢者」であればなおさらのことだと思うのです。

    

(コーヒー・ブレイク) 世間では、小学校の低学年レベルの「平仮名で書かれた文章の音読」や「一桁の足し算と引き算程度の簡単な計算」(これらは、共に「左脳」を使うテーマなのです)を日々の生活の中に取り込み実践することが、脳の活性化に役立つと主張する一部の研究者がいて、一部の施設などでは実際に日課として取り入れられているようです。

このような程度のものでも、その作業をしているときには、関係する脳がそれなりのレベルで働くのは当たり前のことなのです。必要とされる脳機能の程度は低くても、「前頭葉が絡む意識的な世界」であることに変わりがないからです。その時の脳の作用を「f-MRI」などを使って計測しても、それが「効果を証明することにはならない」のです。そのとき、そこに「意識的な世界」があり、関係する脳の機能が或るレベルで働いていると言うことを証明しているだけのことなのです。

(因果関係を含めた効果の正しい評価を行う為に、趣味や遊びや人付き合いや談笑を楽しむ場や生活を排除した上で)これに特化した生活を何カ月か継続させたお年寄りの「前頭葉」の機能レベルの変化(悪化、維持、改善の評価)を「二段階方式」のような精緻な神経心理機能テストで計測し評価してみれば、効果があるのかないのかがはっきりとわかるはずなのです。このようなレベルの「左脳」刺激の方法では、大事な時間をかける割に大した効果が期待できないので、私達は、極力排除するよう指導しています。

     

○ 脳の活性化と「前頭葉」の三本柱の機能との関係

第二の人生を過ごしている高齢者にとっては、やるのが楽しくて、時間があっという間に経って、またやりたくなるような「趣味」や「遊び」や「人づきあい」を積極的に楽しむ場や生活の体験、言い換えると「右脳」がらみの生活とその仕方を工夫することが、脳を活性化させるのに不可欠ということなのです。それを実感できているときは、「前頭葉」の三本柱の機能と私たちが名付けている、「意欲」が湧き出てきていて、「注意が集中」できていて、「注意がいろいろなことに分配」できているからです。言い換えると、そうした時間は、「前頭葉」の三本柱の働きが、極めて活性化している、生き生きと働いている時間であり、場面であり、生活であると言うことなのです。

私達が開発した「二段階方式」のシステムを導入している市町村では、「二段階方式」を活用して、認知症の「予防教室」に参加しているお年寄りたち全員の脳全体の機能レベル(前頭葉、左脳及び右脳)を定期的に検査し、所定の基準に基づき三段階に区分して評価(「改善」、「維持」及び「悪化」)しています。その評価の基礎データと評価結果とは、「二段階方式」の「管理ソフト」により、個人別、グループ別及び地域単位別に集計され、「時系列管理」されます。集積された極めて多数の「脳機能データ」の分析の結果から、上述した問題が確認されているのです。 

        

○ 脳の活性化の「テーマ」を求めて奥会津を訪問

今月、7月の3日、4日、5日、6日と三泊四日で小旅行に行ってきたのです。伊豆高原に住んで居るお友達1人、横浜に住んで居るお友達1人、それにTadと私の4人が一緒の行動だったのです。

実は、今回も、全行程が車での移動だったのです。(但し、私自身は二泊三日で十分可能な行程と考えていたのだけど)、長距離の運転なので、慎重居士の(と言うよりは、risk管理がきちんとできる)Tadの意見に従って、一日目は東急ハーベストクラブの那須に泊まり、二日目に奥会津玉梨温泉の恵比寿屋に泊まり、三日目は東急ハーべストクラブの日光に泊まるというように、比較的ゆったりとした、日程を組んだのです。何せ、時間だけは十分にある私たちなので、急がず慌てず、ゆったりとした行程にして、日本ミツバチの探訪だけでなく、旅程自体をもしっかり楽しもうということで意見が一致したのです。

言い遅れましたが今回の旅のそもそもの目的は、「奥会津日本みつばちの会、オフィス・コロボックル」が主催する、「日本ミツバチセミナー」への参加ということだったのです。そもそもの動機は、脳を活性化させるという「テーマ」の具体的な例示を皆さんにお示しして、参考にしていただこうと考えたのです。

田舎に住んでおられる「高齢者」であれば、日本全国どこの田舎でも、日本ミツバチを飼うことはできる自然環境があるので、このテーマについてこの先1年間を、どんな風に楽しんでいったのかをこのブログを通してお知らせしようと考えたのです。

    

 ○ 日本ミツバチの飼育に関する情報の収集

  当日は、奥会津は金山町の「小学校の廃校舎跡」の特設会場に100人ほどの方が集まっていました。そのうちの30人ほどがすでに巣箱を設置して日本ミツバチの採集に成功している人達で、残りの人達は私たち4人を含めて、これから巣箱作りに取り掛かろうという人達でした。その時初めて知ったことだったのですが、日本ミツバチを育てることを趣味とする愛好者、所謂「週末養蜂家」と言われる人達は、東北地方だけでなくて、中部地方や関西圏にも広がっていて、関西方面では京都が中心地であることなどもわかってきたのです。少しでも興味が湧いてきた人は、インターネットで検索してみてください。

○ 日本ミツバチを捕獲し、飼育するための巣箱の制作と設置

 次回のこのブログでは、重箱式巣箱の制作奮闘記として、その詳細を語る予定です。

 注)本著作物(このブログB-16に記載され表現された内容)に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。

  エイジングライフ研究所のHPを「クリック」してください)

   脳機能からみた認知症(IEでないとうまく表示されません

    http://blog.goo.ne.jp/quantum_pianist

    http://blog.goo.ne.jp/kuru0214/e/d4801838dd9872301e0d491cd8900f1a

    


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