まだあまり傷んではいない座面ですが、一度張り替えられたものでオリジナルの座面編み材と感じが違うので、オリジナルに近い素材で編み替えてというご依頼でした。
七島いの一方縒り、七島いの二本より合わせてロープ状にしたもの、ペーパーコード、マニラ麻ロープという4種類ご提案したところ
マニラ麻ロープを一番気に入っていただきこれに決まりました。
さて直径5mmのマニラ麻ロープは三本縒りでしかも思ったより太目でした。
考えて三本縒りの一本をほどいて、二本縒りにしたところちょうど良い太さと雰囲気に仕上がりそうでした。
6m程に切ったロープを1本ほどいて2本縒りをつくり、もったいないので1本ずつをよりあわせて2本縒りにするという
とても手間のかかることをしてました。
これが性分というものなんでしょうか。
なんかこの作業が楽しくて終わるまで飽きずにできました。
超アナログ手動縄ない機と化してひたすらいす1脚分の紐作り。
自分でもよくやるなぁと思いながらも終わる頃には要領も良くなり効率的にロープを作れるようになりました。
できたロープを椅子枠に張り込んでいくのは難無く終わりいい感じの椅子に仕上がりました。