ペーパーコードによる座編み2脚できあがりました。
営業しながらなので2脚ずつ送っていただき、全部で18脚程あります。これは9、10脚目。
元はロープ状の草編みの椅子ですが、傷んできていて今度はペーパーコード編みが良いということです。
古い座面を切って取り除く時、子供用のプラスチックのフォークが出てきました。
ぐらつきがあるため、できる範囲で分解し、強力なエポキシ系の接着剤でもう一度がっちり組み直します。がたが無くなったところでペーパーコード編みします。
編み替えの作業のときは、作った当時の勝手墨なのか、読めないような字や記号が書いてあったり、一度は教会の椅子の座編み換えの時にはコインが出てきたことがありました。作ったり編んだりした当時の職人の気持ちになったり、その頃のことを想像してみることも、ひとつの楽しみです。自分の作った椅子も30年、50年後に編み直してくれる人に何かメッセージを残してもおもしろいかな?そんなに大切に使ってもらえたら幸せです。
サンドペーパー後
塗装・クライデツァイト社(プラネットジャパン)のベーシッククリアオイル+グロスクリアオイル
1830(610×3)×約800×H690ミリ
山桜材
今年の雪は少なく、もう少しで工房前も解けてなくなってしまいそうです。無くなってしまうとちょっと寂しい。
雪解けきわのまだコロンと締まったふきのとうで今年初ふきみそをつくりました。うまい!
普段使いは小さい二人掛けのテーブルとして、大人数の時にはくっつけて大テーブルとして使いたいというご依頼で作っています。
あとサンドペーパーをかけ、塗装して完成。
分解後もう一度組み立て直し、ぐらつきを納め
七島い変わり編み、この編み方は初めてでした。
今の季節は乾燥し気温が低いのでカビの心配がなく、座面の乾燥が早く気が楽です。
リラックスアームチェア+オットマン+サイドテーブルのセット2種。
中棚を織編みに
右 新作のハイバックアームチェア(やさしい椅子)
自由なサイドテーブルとリラックスアームチェア
クリ材のゴッホの椅子と腰にぴったりのダイニングチェア