ダイニングチェアDC−04 4脚違う樹種にて制作、納品

きっかけは6年前に遡ります。
名古屋での木工家ウィーク40人展にて、
椅子のことや山や木のことを興味深く一緒に話してくれた方がいました。
若くて元気な女性で、家業が林業家ということもあり、たくさんの来場者の中でも印象深く覚えていました。

「木工家ウィークにて木楽工房さんの椅子を知ってから、いつかあの椅子を、とずっと忘れずに心の中にありました。
七島いの座面。手掘りの風合いが残る優しい木の感じ。座り心地。感動しました。」

昨年秋、メールが届き、この5年の間にご結婚ご出産され、家をリフォームされるということで、大工さんに作ってもらうテーブルに合わせて椅子をとご注文いただきました。
できれば全部違う樹種でというご希望でクリ、ミズナラ、オニグルミ、タモの4樹種で制作し先日納品させていただきました。

「届いた椅子に座って、あぁこの感覚だった!となんだか懐かしさとともにその時の記憶が蘇りました」

こんな風に感想をいただいて、感慨深くこんなに嬉しい事はありません。
身体の感覚も鋭い方なのだろうと思います。
木をふんだんに使って作られた気持ち良い空気の流れるお部屋ですね。
あたたかい家族とこれから何十年も共に歩んで行くことができると思うと大変光栄です。
本当にありがとうございました。

青空、気持ちも快晴

今朝は美しいモルゲンロートから始まり、
久しぶりに雲ひとつない快晴になりました。
朝一は放射冷却のため鼻毛も凍る−12℃を差していました。
キーンと冷えた空気が本当に気持良く最高。

昨日椅子を発送し、ひとつ仕事が一段落したので今日はちょうど良く薪ストーブの煙突掃除をしました。
日なたでの作業はぽかぽかでした。

今年の冬は特に雪が多く、降り続く時には気持も押しつぶされてしまいそうになるけどそれでもずんずん積もるので、ただひたすら雪かきをします。
焦らず急がず腰を壊さないように怪我をしないように淡々と。

　
そして今日のようにパーンと晴れてくれると本当に踊りだしたくなるくらい気持ち良く、一日になんど「きもちいい」とひとり言を言ったか。
この土地で暮らしていて良かったなー、と思うのです。
幸せだ〜
sunはいつでも幸せそうです。
一緒で良かった

仕事始めはダイニングチェア DC-04

仕事始めはダイニングチェア DC-04

さすが林業家の方からのご依頼です。
4脚それぞれ違う樹種での制作。
手前からクリ、オニグルミ、タモ、ミズナラ材
ミズナラは北海道産材、他は長野県産材を使っています。
組み上がったばかりでどれも同じように見えますが、使い込むうちに年々変化し、
木の特徴が際立ってきます。
オイルフィニッシュクリア仕上げ後座面を七島いで編み込みます。