今日は七島い編みによる、あぐら・正座椅子の編み替えをご自分でということで挑戦してくださいました。
今回初めて七島いで座編みをしてくれた槇野恵里さんです。
ご主人の文平さんは生前、囲炉裏や暖炉の前でこの椅子に座って、おいしいお酒と食事でお客様をもてなし、一緒にこの椅子も勧めていただいておりました。
外の囲炉裏でのご使用もあり、15年経ってすこし座面が傷んでいました。強度は座るにはまだまだ大丈夫だったのですが、変色があり、編み替えとなりました。
枠部分はクリ材削り出し柿渋仕上げで、それに加えて囲炉裏や暖炉の煙で燻された経年変化が素晴らしい色と艶を放っています。
大分県国東産七島いの真っ新な青緑色と清々しい香り、時間と環境にしか作り出せない唯一無二の椅子となりました。
編むということがもともとお好きで器用なこともあり、七島い編みも覚えも早く、手際良く仕上げてもらえました。
素晴らしい出来ばえ。
ありがとうございました。そしてお疲れさまでした!
もう1脚のあぐら・正座いすは今度は裂き布編みでということで、きっと楽しくていい感じになりますね。
私もとても楽しみです。