ザフスツールの座面に朴の木(ホウノキ)を使いました。
朴の木の葉はとにかく大きくて大人の顔が隠れるくらいあります。
初夏にはあんこ餅を巻いた木曽の名産の朴葉巻きや秋には朴の落ち葉を皿に、きのこや野菜、肉をのせて炙り、朴葉の薫りをつけて食べる朴葉焼きが美味いです。
木材としては芯材は灰緑色でおとなしく、緻密で柔らかいので工作や版木、彫刻にも向いています。
材木屋さんから、ちょっと色の変わった朴の板があるけどどう?
ということで面白そうで購入しました。
緑色がかなり濃く少し硬めで、丸ノミで叩いて仕上げた面は艶々で、木目はおとなしくて特徴がない分、ノミ跡が引き立って素晴らしい表情になりました。
仕上がりがとても楽しみです。