小児科のお医者様で発達障害の子供のリハビリの部屋で使うための椅子ができないかというご依頼でした。
発達障害を持った子は体幹を保つことが難しいので、いい姿勢でじっとしていられないと教えていただきました。
普通の子供用の椅子はどうしても座面が滑ってお尻が前にずれてしまい落ち着かないのです。
その一助として楽に座れる椅子で姿勢を保つことができないかというご相談でした。
まずは試作の椅子で友人の子供さん(1年生6歳の健康な男の子)に試しに座ってもらいました。
この子は体幹がしっかりしていてとてもいい姿勢で肩の力も抜けていました。
長時間座ってもらった訳ではないので、まだまだ分からないのですが、まずは「いい!」と感想をもらえました。
理想的な姿勢だと思います。
掲載許可をいただきましたのでいい顔でパチリ。かっこいい!
そして、病院ではまずは先生に見ていただいて、次に看護師さんとリハビリの理学療法士の先生のお子さんに来てもらい座ってもらいました。
遊びも交えたリハビリの部屋で元気元気な子達は遊びに夢中。じっと椅子に座っていてという方が無理な話でしたが、話は伝わり少し座った所を見せてくれました。
この子達も体幹がしっかりしているので姿勢よく座ってくれました。
この後数日実際に発達障害を持った子供達に座ってもらって、子供達の正直な言葉、観察していただいた意見、長い時間座っている時の様子等から、
改良するかそのままで良いのか相談しながら検討を重ねていこうと思います。
発達障害をもって辛い思いをしている子達やその子達を見守る親御さん達のために少しでも助けになれれば嬉しいと思っています。
そういうことで椅子作りが役にたてられたら何より嬉しいです。