
まずは座り心地を研究するところから。
座面と背の角度を無段階で調整できる仮の椅子枠にクッションを設置しお客様に座っていただいて座り心地を感覚で決めていただきました。

デザイン画を提案し、好み、流れる感じ、印象をラフスケッチで見せ合いながらこの形に決まりました。
図面を描いた後、5分の1の模型を作り立体を八方からながめ、雰囲気を確認します。







側の部材を木取り、加工、銑削り仕上げ、ホゾはそれぞれ強制乾燥後組み立て。
一番力のかかる部分は、二枚ホゾにクサビを打ち込んで強固な仕口です。



背面材の加工、スピンドルの加工、強制乾燥後組み立て。




座面の下地材の加工。クッションを受けるためのチューブスプリングを取り付けるための溝掘り加工、チューブスプリングの寸法、張り具合を決め、輪にします。

座面下地、背面下地、側面それぞれ下ごしらえ、オイルフィニッシュクリア塗装が終わり、全体の組み立てを待つ。


組み上げ、模型も手前に置いて。

チューブスプリングをはめ、仮のクッションを置き、仮の枕を準備し実際に座り心地を検証。

背面からの感じを見る。

椅子張り屋さんに運んで、クッションの固さ触った感じ、座った感じ、布の色や手触り等の素材選び


椅子張り屋さんのクッションも出来上がり完成です。