Audoux-Minet(オードミネ)のカンチレバーアームチェア座面編み替え

2022-12-16 | 椅子
Audoux-Minet(オードミネ)のカンチレバーアームチェア座面編み替え

 


1940年代フランスの椅子
アンティークを扱うお店からのご依頼。
この当時の木製のカンチレバーのこの椅子はとても貴重です。
カンチレバーとは片持ち梁のことで、フレームが脚から肘掛けまで2本のUの字で構成されていて、座面が半分浮いた状態でフレームの弾力でクッションの柔らかさを生んでいます。
見た目以上にフレームがしなり座り心地が良いです。
ただ、とても古い椅子なので壊れてしまっては大変なので緊張しながらそーっと座ってみました。

 
まずは古い傷んだ座面を取り除きます。
文字通り紐解きながら数十枚の画像と覚え書きでメモしながらの作業です。
フレームの蜜蝋ワックス仕上げ後編み始めました。
オリジナルは東南アジアのアバカと呼ばれる麻の一種を三つ編みしながら織られたものです。
編み替えの素材はマニラ麻を三つ編みしながら織り編み続けます。

 


記録を元に忠実に再現していきました。

とても気に入っていただきほっとしました。
ありがとうございました。

訂正いたします。
Audoux-Minetによるフランスの椅子と投稿しましたが、
私の間違えでした。
バス・バン・ペルト Bas van Pelt (1900-1945)による
オランダで活躍したデザイナー による椅子でした。
不勉強で失礼いたしました。

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