今日は、薄曇りで少し湿度が高い一日になりそうです。
この写真は、阿古太丸の墓です。
国道19号線沿いの板敷野にあります。阿古太丸は京都の公家だった少将重頼が御嶽に祈願して生まれました。新しい母親との折り合いが悪く、しかたなく阿古太丸は陸奥の国にいる身寄りを訪ねる旅の途中、重い病気になって亡くなってしまいました。看病した里の人は塚を築いて手厚く葬りました。父重頼と姉は阿古太丸を訪ねて木曽路に入り、墓がつくられていることを知り、父と姉はお墓の前で自害してしまいました。このことを知った帝は、少将親子を御嶽の主として蔵王権現と名付けて祀るようにと申されたという伝説があります。