木曽町日記

長野県木曽町の四季折々を紹介します。

木曽に伝わるお話し

2019-02-28 13:46:10 | 木曽町の冬

 今日の木曽町のお天気は、雪になったり雨になったりして肌寒い一日になりました。

 

 昭和51年に木曽方青峰高校の前身にあたる、木曽西高等学校 地歴部民俗班の皆さんが刊行された「私たちが調べた木曽の伝説 第1集」より、動物の話をご紹介します。

 

      「 たぬきのいたずら」

 タヌキが人間に化け、「ズ―ズ―(うどん)やるぞ。」といっては人を化かす。化かされた人はうまいうどんをごちそうになったと喜んで帰ったが、急に気持ちが悪くなりもどしてしまった。みるとそれは、タヌキが拾い集めたミミズだったとか。

 山に仕事に来た女が化かされてにご(草)そっくりしょったまま一晩中もがいていたという話がある。

 でもタヌキはきつねのように腹黒くはなく、だまして方々連れ歩いてもまた元の場所にかえしておいてから逃げるといわれ、また、きつねは女の人に、タヌキは坊様に化けると言われます。

 木曽には、いろいろな言い伝えや民話が、沢山あります。少しずつ紹介していきたいと思います。木曽町も花が咲き始めて、いまかいまかと春を待っています。

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