ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

米澤酒造と坂戸橋  そうだ 信州、行こう(3)

2019-11-21 20:41:29 | PiTaPaより遠くへ

 陣馬形山への途中にも見かけたのですが、人口5000人弱のこの村に、ずいぶん立派な造り酒屋さんがあります。交差点の横にあることも加わって、「陣馬形山への道順」という絵地図にも目印としてこの酒屋さんが記されています。

 知らない土地に行くと、お土産によくお茶を買います。茶所としての有名なところでなくても、たいがい地元産のお茶があるということに、いつのころか気づきました。それに、茶葉は小さくて軽く、荷物にならない。また、その土地のスーパーも面白い。自分の生活圏では見たことのないようなものも見つかります。贈答用ではなく、地元の人の普段飲みの酒がたくさん見つかるのも、スーパーです。近頃ではその土地の小さな造り酒屋さんが結構面白いと思うようになりました。造り酒屋さんは自分ところの酒しか置いていないし、もともと小売りに力が入っていないので、愛想なしのところも面白い。

 せっかく陣馬形山に登ったのに景色が見えなかったという空虚を埋めなければならないということもあったでしょう。「今錦」という銘柄を作っている米澤酒造に寄ってみました。酒造所の隣にある直営ショップの洒落ていること。ガラスケースの中にたくさんの徳利が展示されていて、美術館のようです。若い女性スタッフも愛想がいい。どこかで読んだのですが、米澤酒造は中川村の米を使ってお酒を造っているそうで、美しい棚田の保全にも努めているとか。中川村は「日本で最も美しい村」連合に加盟しているのですが、美しい村づくりにも貢献している酒造所だそうです。純米酒を1,2本お土産に買って、ショップを後にしました。

 そこから、坂を下って天竜川を渡って国道153号線に出る…その前に、今渡ろうとしている橋が、由緒ある橋らしい。クルマをバックさせて、駐車スペースに停める。コンクリート製の古臭いこの橋は、1933年(昭和8年)製で、国の登録有形文化財に指定されているらしい。86年前になぜこんな立派な橋を作らねばならなかったのだろう。

 それは、天竜川がこの辺りで狭くなっており、水量が増えても通行できる橋が必要だったからのようです。天竜川のこの部分を坂戸峡と呼ぶそうです。復元されたという街路灯もレトロで色っぽい。

 確かに現在でも使える立派な橋ですが、走ってみると歩道がない分、歩行者には怖いかもしれません。

 クルマに戻って、坂戸橋を渡り、国道153号線を北上します。昨年、この国道を南下しました。飯島町から駒ケ根市辺りまでは伊南バイパスとして、片側2車線の広い道路になっていますが、道の駅「田切の里」よりも北へ2kmほどは、昨年はまだ開通していなかったように思います。

 

(つづく)


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